魔法使い
それは魔法を扱うことのできる人間であり
魔力の影響で、寿命が多少長く
恐ろしい魔法で人々も長年殺め続けてきた
世間から嫌われ
恐れられた
人類史上最低最悪の生物である
🎈「おかあさん…?」
5、6歳程度だろうか
少年は森の奥深くに迷い込んだ
森の奥へと消えた母を探しに
🎈「おかあさん、どこ?」
ザッ
後ろから何かが動く音がした
うさぎか、猿か、猪だろうか
それとも、母か
『類、いい?森の奥には、恐ろしい魔女が住んでいるの。近づいてはダメよ。取って食べられてしまうわ』
はたまた、魔女か
🎈「…っ、おかあさん!」
恐怖で震える少年は、耐えかね、ついには泣き出してしまった
少年は歩いた
どこかに、誰かに助けを乞うために
?「………」
しばらく歩くと、池のほとりに小さな家があった
🎈「家…」
誰かいるかもしれない
助けてくれるかもしれない
そんな微かな希望を抱いて、少年はドアを叩いた
そこに広がる景色は
血だらけの母に何かの魔法をかける魔女の姿だった
🎈「…え?」
少年は呆然と立ち尽くした
変わり果てた母の姿に、ひどく怯えた
少年は勇気を振り絞り、魔女に立ち向かった
🎈「お母さんを、離せぇ!!」
🤖「……」
🎈「うぐ…」
魔女は終始無言のまま、片手で少年を捌き、魔法を続けた
だが突然、魔女は手を止めた
そして少年に話しかける
🤖「ごめん。君のお母さん、救えなかった」
コメント
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新連載、よろしくお願いします 初めてですね、パロ! るねの魔法使いパロ、楽しんでいただけると幸いです