それはいつもと変わらない昼休みだった
???「おい、雪成」
雪成「なに?尚人」
尚人「お前ん家…父ちゃんが死んだって言ってたけどさ、それって本当に事故なわけ?」
………!!!
雪成「………なんでそんな事聞いてくんの?」
尚人「いやさーうちの父ちゃんって警察官なのよ。聞いたんだけどさ、事故死ってことで話進んでるって聞いたんだけどさ」
雪成「……夜中にとかにベランダから転落したんだろうって言われたけど? それがどうかした?」
尚人「父ちゃんからお前のことめっちゃ聞かれたんだよ、どんな子なのかーとか学校ではどんな感じなのーって」
雪成「だからなんなの…? ただ聞かれただけでしょ?」
尚人「なんて言うかな…お前のこと疑ってるような聞き方だったんだよね。だから聞いてみただけ」
まさか…ね…………
・・
あれは絶対に気づかれない
・・・
アイツの計画に失敗なんてありえない
雪成「………まぁ同級生だから聞いたってだけじゃないの?」
???「おっ…尚人ー、何の話してんのー?」
尚人「お、正樹じゃん。いやさー雪成ん家の父ちゃんのこと聞いてたんだよ」
……!!!
正樹「あー……亡くなったって言ってたもんな」
尚人「それがさー?どうも事故じゃないみたいな話聞いたんだよね?」
正樹「へぇ………あぁ、お前の父ちゃん警察官だもんな。そりゃ色んなこと言われるし聞かれるからそう思っただけじゃね?
事故じゃなかったら雪成が殺したとでも言う気かよw」
尚人「いやー別にそんなつもりは無いけどさ、もしそうだったら怖いよなってw」
雪成「…………」
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