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「君の「またね。」が聞きたい。」
※バイ仲(バイト仲間。)
バイ仲「お、来たな笑」
誠&一輝「はい!」
バイ仲「今日も全力で、な!」
一輝「誠!これお願い!」
誠「ういっ!」
店長「おお、やってるねぇ、笑」
バイ仲「ほんと元気ですよね。笑」
誠「一輝!これ!」
一輝「おっけーい!」
この時はまだ皿洗いだったけど、どんどん成長してった。
一輝「まだ汚れ残ってる!」
誠「ういっす!」
誠「一輝まだ汚れ残ってるよ!」
一輝「ういっ!」
店長「あの二人がいると助かるよ。」
バイ仲「ですね、!」
店長「ほら、お前らも!」
バイ仲「はいっ!」
一輝「ふっ、お前泡顔についてる。笑」
誠「え?ふっ、お前もじゃん。笑」
一輝「え、まじ?笑」
誠「はぁっ、はぁっ、お疲れ様ぁ…」
一輝「お、お疲れ様ぁ…」
バイ仲「お前ら、お疲れ様…肉まんいるだろ?」
誠&一輝「…!はいっ、!」
俺たちはそれから梓の「またね。」が”聞きたくて”頑張った。
でも、治療費まで間に合いそうになかった。
一輝「まだ2人の給料合わせても足りない、」
誠「だな、間に合うか?これ…」
一輝「もっと頑張るか、!」
誠「うん!」
でも…
一輝「誠、大丈夫か?」
誠「ん、ああ、大丈夫…」
こんな時に熱を出してしまった。
一輝「俺、バイト行ってくるよ、?」
誠「ま、待って!俺も行く、!」
一輝「だめだ、無理するな、」
誠「そんな、」
一輝「俺を信じろ。」
一輝「…な?」
誠「分かったよ…」
一輝「よし、じゃあ行ってくる。」
誠「気を付けてね。」
一輝「ああ、頑張ってくる。 」
誠「うん、!」
一輝は梓のために精一杯やってた。
正直一輝の方が梓にとってはいいかもしれない。
一輝だって、梓の事好きなはずだし、
梓だって一輝の事が好きかもしれない、
って思ってた自分が哀れに感じた。
誠「俺、何考えてんの…きっしょ、」
誠「もう寝よ…」
俺はこの時実はもうダメかもしれないと諦めかけていた。
誠(最低、最低、)
一輝「…誠?」
誠「ああ、帰ってたんだ。 」
一輝「…うん。大丈夫?」
誠(俺は何もできなかった。)
誠(お見舞い品もバイト探しも全部全部全部、)
誠(一輝だったから。)
一輝「…おい誠。」
誠「ん、何?」
一輝「諦めんなよ。」
一輝はやっぱり男らしくて、かっこよかった。
俺よりも。
誠「一輝、俺…大丈夫かな。」
誠「急に不安になってきちゃって、ごめん。」
一輝「大丈夫、また治ったら二人で頑張ろうな。」
誠「…うん。」
それから数日経って俺は復活した。
誠「よぉぉし!行くぞ!」
一輝「あんまりはしゃぐな、まだ治ったばっかりなんだから。」
誠「うーい!」
バイ仲「お!来たぞ!」
店長「じゃあ、頑張れよ?」
誠&一輝「はいっ!」
頑張った。
俺たちはすごく頑張った。
好きな人のために。
だけど、ある電話が入った。
誠「はい、もしもし、」
誠「…えっ、」
誠「一輝っ!」
一輝「どうしたの、」