「らーだおくん」
「お、うぇっさんじゃーん」
いつものように事件対応が終わり、警察署前でふらふらしているとウェッさんが盗難車?で現れた。…警察の目の前で盗難車見せるなよ。
「切符切りますね」
「…らだおくん」
「はい?」
さっきからなんだ?いつもなら「らだおくん」から普通の雑談(勧誘)に発展するはずなんだけどな。
「……」
「えっ、なんすか…?」
カチャカチャッ
…まずい。手錠…誘拐だ。だから「らだおくん」botになってたのかよ、くそ。
「…らだおくん、やけに冷静だね?」
「まぁ、どうせお金目当てじゃないんですか?」
「違うよ」
「えぇ~?」
「…君を、餡ブレラに歓迎しようかなって思ったんだ」
「…いつも言ってるでしょう?おれは警察です。」
…それに、おれは白を貫き通す。
“さささん“ならそうする。
「じゃあ、お休み。らだおくん♡」
「あ”っ、」
くそ、しくじっ…た…
「……す、ぅ…」
「…やっと、私達のモノに…」
「…ん…っ、」
目覚めると、真っ白な部屋にいた。そこには一つの紫?黒?のような怪しい液体がペットボトルに入っていた。
「らだおくん、おはよう」
「うぇっ、さ…」
「…おや、私には挨拶なしですかね?」
「う”ぁん、さ…?」
「はい、ヴァンダーマーです」
…なんで、うぇっさんと、ヴァンさんが…?
頭痛い…よくわからない…
「では、さっそくやってください。私は見るだけなので」
「ですね、やりますか」
「なん、だ…?」
「まずは、これを」
紫色の液体ではなく、黄色の液体が入った注射器を取り出した。
「なに、すん…」
プスッ
「…ッ、 」
あれ、なんともない…?
ドクン、
「あ”ッ、」
「おや、効いてきたかな?」
「ですね」
「なに、やりやがった…ぅ”ッ、あッ…」
「これは、痛みを与える薬。そしてこの紫の液体は…
洗脳薬だよ♡」
「はっ”…?」
「たしか、洗脳ができてきたら黄色の液体の成分が暴れて、興奮してくるんでしょう?」
「はい♡そうです!らだおくんがやっと手に入る…」
「やめッ、」
プス…
「あ”ぅッ!」
「おっ♡」
「なかなか…面白い」
やばい、からだ、変な感じ…
全身が痙攣してくる。頭がぼんやりしてくる。苦しい、苦しい…
「やぁ”っ、やめでぐだざいッ」
「染まってきてるね♡はやく洗脳されないかなぁ♡」
「……♡」
やば、いきくるし…
「はッ、ぁ”、ぅッ…♡ 」
「そろそろですか?」
「そろそろです!やっと…♡ 」
~~~~~ッッ!
「あ”っ!!」
「…お、きた♡」
「…言ってみてください」
「…らだおくん?」
「…はい、?」
「君は、私たち餡ブレラの仲間だ♡」
「…は、い」
おれ、餡ブレラだったっけ…?
…そっか、なんで忘れてたんだろ。おれは餡ブレラだ。
「じゃ、犯罪しよっか」
「…は…、いっ♡」
犯罪が、おれの生き甲斐だったんだ
…記憶が曖昧だけど、気のせいだよね。
…犯罪、たのしみだなぁ♡
コメント
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好きなんだが
めっちゃ好き。