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照side
意識がない。
「心臓マッサージをする!!」
「お願い、救急隊員がわかりやすいように周りを見といてくれ!!」
「いち、に、さん…っ」
「はぁっ、はぁ、辰哉!!」
「おい……!
なあ、返事してくれよ……!」
「…頼むから…っ」
辰哉が刺された。
血まみれ姿の弟
意識が無い。
______なんで俺はあの瞬間までに
気づかなかったんだ。
「ひ、、かる…っ、!!」
あの必死に絞り出したような声。
意識も朦朧とし苦しかったはず。
どうして俺は近くにいなかった。
どうして俺はあいつの危機に
気づけなかった。
「救急です!!」
「負傷者はどちらですか!!」
「はぁっはぁ、っ
こっちです!!
腹を刃物で刺されて 大量出血を
していて意識がないです!!」
「分かりました!
こちらで確認します!」
「傷病者意識なし!!
担架お願いします!!」
隊員たちは素早く処置を始め、
状態を確認しながら
搬送の準備を進める。
「搬送します!
道を空けてください!!」
「どなたか、 ご家族の方は
いらっしゃいますか!?」
「俺…っ、俺です、います!!」
「分かりました。
あなたも一緒に救急車へ、
乗ってください!」
ドアが閉まる。
ウーーー、ウーーー……!
救急車のサイレンが鳴り響き、車両が勢いよく走り出した。
救急車に揺られ治療を受ける
辰哉を見て、
「っ…(泣)」
後悔と、怒りと心配で
涙が溢れた。
「っ…、お願い、します…っ(泣)」
隊員たちはこちらを見る
_____「どうか、俺の大切な
大切な弟を 助けてください…っ(泣)」
「分かりました。
必ず助けるために、
💙青椒肉絲🧡
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#いわふか
雪月❄️
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凛 🍏☃️❤️🌹♡
1,093
今できる処置を全力で行います」
「間もなく、病院に到着します!!」
「っ…、辰哉っ、辰哉、
もう病院着くって、」
「大丈夫…っ、
お前なら絶対に助かる。
だから、頑張ってこい…っ」
救急車が病院の
救急入口へ滑り込んだ。
「到着しました!
受け入れお願いします!」
後部ドアが開く。
「先生、傷病者です! 腹部の刺傷、大量出血あり。意識なしです!」
「分かりました、こちらへ!」
医師や看護師が駆け寄り 、
辰哉の乗ったストレッチャーを素早く押していく。
「お兄さんもこちらへ!!」
「はい…っ」
どんどん遠ざかっていく辰哉の姿。
「大丈夫…っ
お前なら大丈夫だから、、」
「生きて帰ってこい…っ!!」
ストレッチャーはそのまま、
救急処置室の奥へと消えていった。
…どのくらい時間は経ったのだろうか
「照!!」
はっ、と顔をあげると、
「お、とうさん…っお母さん…っ(泣)」
両親が立っていた。
「辰哉は…、!」
「今、どんな感じなんだ…っ」
「…危篤状態だって…っ(泣)」
「っ…嘘、でしょ…、、」
_____ガラガラ
治療室から医師が出てくる。
「あっ…!!」
「先生、、辰哉は…っ!」
「…ご両親様ですね。」
「突然で申し訳ないですが、
今の状態を説明させて頂きます。」
「お腹を深く刺された
辰哉さんの 体は、
臓器にまで傷がついています。 」
「え…、、」
「その後、直ぐに刃物を抜かれた
ことで、出血量が多量なこともあり、
____未だに意識は戻っていません。
重度の危篤状態です。」
その場で、
俺ら3人は同時に息を飲んだ。
「しかし、意識は無いものの、
心臓はしっかりと動いています。」
「…任せてください。
必ず、助け出します。」
「…っよろしく、お願いします…(泣)」
コメント
1件
みわさん、第2話、拝読しました。 弟さんの緊迫した搬送シーン、本当に胸が苦しくなりました。照くんの「どうして俺は気づけなかった」という後悔の連続が、地の文の短い一行にぎゅっと詰まっていて、読んでいて一緒に息を呑みました。医師の「必ず助け出します」という一言が、暗い絶望の中に一筋の光を差してくれて、心が救われました。続きがとても気になります…!