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しなもん ここあ たん .ᐟ
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へ、平和だ、、、ロシアとアメリカが摩訶不思京に出張に出かけた途端、街の空気がふっと軽くなった。半分くらい、いや、それ以上に胸にかかっていた重さが消えた気がする。俺――中国は、久しぶりに深く息を吸い込んでから、吐き出した。最高だ。これなら、心臓も静かにしてくれる。
安保理の仕事もひと段落ついた。書類の山を片付けて、いつも通りの重力で机を押さえ込みながら、ふと窓の外を眺める。摩訶不思京から届く報告は、どれも物騒なものばかりだ。だが、俺の足元は静かで平和だ。誰も凍りついた吐息を撒き散らさないし、誰も唐突に抱きついてきたりしない。俺は久々に、肩が落ちるほどにリラックスしている。
そんな俺を見かねたのか、フランスとイギリスが顔を出した。
「紅星、仕事はもういいだろう? 一杯どうだ?」
「……まぁ、いいか」
俺は死んだ魚の目をしたまま、ゆっくりと席を立つ。心の中では、何度も舌打ちしていた。別にお前らと茶なんかしたくない。だが、こういう時に断るのも面倒だ。おまけに、今はロシアもアメリカもいない。あいつらの影に怯えなくて済む、貴重な時間だ。
静かな空気の中で、紅茶とワインの香りが漂う。イギリスの紅茶は、まぁ、飲めなくもない。フランスのやたら洒落た菓子は、食べる前に目が疲れる。
俺はカップを口に運びながら、窓の外を見た。灰色の空。平和な静けさ。……悪くない。ほんのひとときだが、心臓の奥に重く沈んでいた氷が溶けるような気がした。
――いいな。こういう時間が、ずっと続けばいいのに。
コメント
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ロシアとアメリカがいなくなった途端の空気の軽さ、すごく伝わってきました……。中国さんの「死んだ魚の目」で内心舌打ちしながらも紅茶とワインに付き合う姿、めっちゃリアル(笑)でも静かな時間に心の氷が溶けるような感覚、切なくて温かかったです。ずっと続けばいいのにって思いました🥀