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そっと、岩本くんの横顔を盗み見る。
優しくて、頼りがいがあって、どこか不器用で。
昔から変わらないその姿に、また胸が痛くなった。
このまま、ずっと。
何も変わらないままでいられたらいいのに。
でも、そんなことが叶わないことも、わかってる。
「……岩本くん」
思わず呼びかけた声は、思った以上に弱々しかった。
「ん?」と振り向いた岩本くんの瞳を、俺はまともに見られなくて、
「……なんでもないっす」
そう誤魔化して、歩き出した。
「なんだよ、変なやつ」
岩本くんはそう言って笑いながら、俺の隣に並ぶ。
その距離が、たまらなく愛しくて、たまらなく苦しい。
視線を向けると、また好きになってしまいそうで。
このままじゃ、いつか気持ちが溢れそうで。
でも、まだ、壊したくない。
だから、もう少しだけ。
この気持ちを隠したまま、岩本くんの隣にいさせてほしい。
そう願いながら、俺はそっと目を閉じた。
パロディしてほしい曲、ペアなどがあったらリクエストしてくれると助かります🙇!
※BLじゃなくてもいいです。