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そんな訳で、日曜日は学校裏山ハイキング。
今回は先生がテスト準備で忙しいので、先輩以下で決行だ。
ただハイキングだけでもいいのだけれど、今回はそれだけではない。
名付けて、一人一品持込ハイキング。
何か一品以上おかずになるものを持ってくる、というのが決まりだ。
一品は出来合いのものでも、野菜を切っただけでも、凝った料理でもOK。
なお主食は、川俣先輩が『いつもの』を炊いてくると言っている。
『当然、いつものスープもついている』そうだ。
それを考慮してメニューを考えて……
日曜日開催にしたのは、土曜日に悩みながら買い出しをするため。
そんな訳で、僕も自転車で買い出しに出発だ。
なお本日に限り、彩香さんは一緒ではない。
頑張って独自に、かつ秘密で考えるとのことだ。
そんな訳で、僕は一人。
もっとも、彩香さん、美洋さん、未亜さんの三人は、さっきからスーパーのあちこちで見かけたりしているけれど。
今回は発表まで秘密ということで、無視の方針。
僕は何にしようかな。
どうせなら、人と被らないものを考えたい。
でも珍味系は高いし、どうせなら自分で作りたいし。
悩みながらスーパーをはしごする。
何か決め手に欠けるな、と思った時。
三件目に寄った駅近くの、ちょっと高いけれどいいものを揃えているスーパー。
そこで、それを見つけてしまった。
『獲った直後急速冷凍しているので、アニサキスの心配はありません。本日丁寧に解凍したので新鮮そのもの。内臓で塩辛も作れます』
これだ!
そう思って三杯購入。
結構高かったが、まあ許容範囲内の値段だった。
早速、寮に持ち帰って調理だ!
自転車を漕いで、寮へと急ぐ。
◇◇◇
ちなみに購入したのは、するめいか三杯。
これを使って塩辛を作ろう、というのが僕の目論見だ。
まずはネットを使って作り方を調べる。
うんうん、案外簡単なようだ。
そんな訳で、イカの中身を抜いて、ワタに塩を思い切りよく振りかけて冷蔵庫へ。
イカの胴体は皮を剥き、こちらも軽く塩をして、やはり冷蔵庫へ。
げそ部分は硬いから、別の料理に使った方がいいと書いてあったので、硬い吸盤を適当に取って切り、別にしておく。
これは後で茹でて、ワサビマヨと和えておこう。
あとは夜にでも洗って塩を落とし、イカを切ってワタと和えるだけだ。
げそは、その時に茹でておこうかな。
いや、げそは今茹でてもいいか。
そんな訳で、げそは爪楊枝や箸で取りやすい大きさに切って、茹でておいて。
さて、他の人は何を作ってくるかな。
まさか、被ることはないと思うけれど。
そんなことを考えながら、明日を楽しみに待つ。
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