テラーノベル
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第三十三話「覚悟」
戦場。
クロノと傲慢。
二人は静かに向かい合っていた。
誰も動かない。
互いに最強格。
一歩間違えれば世界が吹き飛ぶ。
クロノは静かに笑った。
「……正直に言おう。」
「傲慢。」
「お前に勝てる気はしない。」
傲慢は腕を組む。
「ほう。」
クロノは続ける。
「だが。」
「負ける気もしない。」
「未来が私を守る限り。」
「お前は私を倒せない。」
傲慢は笑う。
「その自信。」
「嫌いじゃない。」
神城怜は二人を見ながら困惑していた。
(何で……。)
(俺をここへ連れてきたんだ。)
傲慢へ視線を向ける。
「俺を連れてきた意図は何ですか。」
傲慢は答えない。
クロノだけが笑う。
「分かっていないようだな。」
神城怜は眉をひそめる。
「……?」
クロノは静かに言う。
「古流斬は。」
「何の意味もなく人を動かさない。」
「お前をここへ連れてきた時点で。」
「お前には役目がある。」
神城怜は驚く。
(役目……。)
(でも。)
(何も聞いてない。)
傲慢も神城怜を見る。
「古流斬は。」
「全部説明するタイプじゃない。」
「考えろ。」
「それがお前への試験だ。」
神城怜は拳を握る。
(古流斬さん……。)
(俺を信じて。)
(ここへ呼んだ。)
(なら。)
(俺も応えなきゃいけない。)
ゆっくりと剣を構える。
「分からなくても。」
「今は戦う。」
「必要になったら。」
「その時考える。」
クロノは笑った。
「いい目になった。」
傲慢も口角を上げる。
「それでいい。」
「覚悟だけは。」
#作者干渉型コメディ
澪彩の引き出し【サブ垢】
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#ご本人様とは一切関係ありません
yozakura🌸
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ゆきまる
MaruM
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「できたようだな。」
神城怜は深く息を吸う。
「はい。」
「俺は。」
「絶対に負けません。」
その言葉と共に、三人の魔力が激しくぶつかり合う。
古流斬が託した”切り札”は、まだ神城怜自身も気付いていなかった。
しかし、その時は確実に近づいていた。
⸻
第三十三話 完
コメント
1件
うわ、第33話、めっちゃ熱かったですね……! クロノが「勝てる気はしないけど負ける気もしない」って言い切るところ、あの絶対的な未来への信頼がカッコよすぎる。神城怜がまだ自分の役目に気づいてないもどかしさと、それでも「今は戦う」って決めた覚悟の描き方、すごく好みでした。 古流斬さん、伏線を撒くのが本当に上手いですよね。“切り札”が何なのか、次が待ち遠しいです!