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第三十四話「役割」
世界の境界。
古流斬は大きく息を吐いた。
「……ふぅ。」
曖昧を解除する。
黒く染まり始めていた空が、少しずつ元へ戻っていく。
「取り敢えず。」
「世界統合は止めたな。」
だが。
遠くを見る古流斬の表情は変わらない。
「いや。」
「まだ終わってねぇ。」
世界統合装置。
それはまだ動いている。
「装置を壊さない限り。」
「また動き出す。」
古流斬は刀を肩へ乗せる。
「取り敢えず。」
「行くか。」
歩き出そうとした、その時だった。
「あ。」
古流斬が足を止める。
「そういや。」
「閻魔とケイト。」
「回収しないとな。」
二人はクロノとの戦いで重傷。
放置すれば危険だ。
古流斬は少し考える。
「……。」
そして笑う。
「まぁ。」
「神城怜と傲慢なら。」
「行けるだろ。」
通信機を開く。
「傲慢。」
傲慢の声が返ってくる。
『何だ。』
「後は頼んだ。」
「神城怜と二人で。」
「クロノを止めろ。」
傲慢は笑う。
『最初からそのつもりだ。』
神城怜も通信へ入る。
『古流斬さん!』
『そっちは!?』
古流斬は軽く笑う。
「俺は。」
「装置を壊しに行く。」
「ついでに。」
「閻魔とケイト拾ってくる。」
神城怜は安心したように笑う。
『了解です!』
『ここは俺たちが抑えます!』
古流斬は通信を切る。
「さて。」
「救助して。」
「装置ぶっ壊して。」
「全部終わらせるか。」
そのまま古流斬は一人、閻魔とケイトのいる場所へ駆け出した。
一方――
戦場では。
傲慢が剣を構える。
「神城。」
神城怜も横に並ぶ。
「はい。」
傲慢はニヤリと笑った。
「古流斬が戻るまで。」
「俺たちで時間を稼ぐぞ。」
神城怜も剣を握り直す。
「望むところです。」
クロノは二人を見て静かに笑う。
「面白い。」
「なら。」
「未来が尽きるまで付き合おう。」
三人は再び激突した。
その頃、古流斬は世界の命運を左右する最後の装置へ向かっていた。
⸻
第三十四話 完
コメント
1件
うわ、すごい……一気に最終決戦の空気が濃くなってきたね。古流斬が「世界統合を止めた」って言ったときは一瞬ホッとしたけど、まだ装置が動いてるってところでまた緊張が走ったよ。それに、傲慢と神城怜がコンビでクロノを相手にするっていう構図、めちゃくちゃ熱い……二人の距離感がここまで来たんだなって感慨深い。古流斬が「救助して、装置壊して、全部終わらせる」って軽く言い放つところ、頼もしすぎて痺れた。この分担、役割がはっきりしてて読みやすいし、ワクワクするね。次が待ち遠しい!
#作者干渉型コメディ
澪彩の引き出し【サブ垢】
10,730
#ご本人様とは一切関係ありません
yozakura🌸
349
ゆきまる
MaruM
117