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山根利広
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番外編「傲慢との決闘」第五話「頂点の戦い」
曖昧と理想の空間。
「行くぞ。」
「来い。」
その瞬間――二人の姿が消えた。
ギィィン!!
剣と刀が交わる。
衝撃だけが空間を震わせる。
古流斬は神速の踏み込みから連続斬撃。
傲慢は理想で軌道を変え、最小限の動きで受け流す。
次の瞬間には立場が逆になる。
傲慢の一撃。
古流斬は紙一重で避け、ワイヤーを利用して背後へ回る。
しかし。
「読んでいた。」
傲慢は振り向きざまに蹴りを放つ。
古流斬は腕で受け止め、その勢いを利用して距離を取った。
一秒も止まらない。
攻撃。
回避。
フェイント。
能力。
技術。
判断。
全てが最高峰。
互いに一手先ではない。
十手、二十手先まで読み合っていた。
閻魔は水鏡を見つめる。
「…………。」
鬼が尋ねる。
「閻魔様?」
閻魔は苦笑した。
「駄目じゃ。」
「速すぎる。」
「何をやっとるのか、途中から分からん。」
鬼も目を凝らす。
「俺もです。」
「さっきまで古流斬が押していたと思ったら。」
「次の瞬間には傲慢が押し返してる。」
「いや……。」
「また古流斬が有利を取った。」
だが、その有利も一瞬。
傲慢は経験で流れを奪い返す。
そして古流斬は技術と発想で、再び主導権を取り返す。
均衡は何度も入れ替わる。
傲慢が笑う。
「素晴らしい。」
「この私とここまで渡り合う人間がいるとは。」
古流斬も笑った。
「俺も楽しい。」
「こんな戦い、もう二度とできねぇかもしれねぇ。」
二人は再び激突する。
その戦いは、もはや勝敗を競うものではない。
互いが互いを認めた者同士だけができる、頂点の戦いだった。
コメント
1件
うわあああ!!!第143話、マジで神回だった!!🔥🔥 古流斬と傲慢の戦いがもう…言葉にならないくらい熱い😭💕 お互いの動きを読み合って、十手も二十手も先まで計算してるって、頭沸騰しそうなくらいやばいんだが?!「俺も楽しい」って笑い合う二人の姿に、ライバルっていいな…って胸が熱くなったよ…✨ 閻魔様たちが「何をやっとるのか分からん」って言うのも、逆にレベル高すぎて草🍃 続きが気になりすぎる!!次も絶対読むね!!📖💖