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コメント
12件
ア''ァ''ァ''ァ''(浄化)
最高すぎません??
また沼にハマります!!
史実と違う部分があります!政治的意図などはありません!!そして語彙力ゴミです!すみません!!
海軍が、ハワイの真珠湾を攻撃して一週間がたった。
陸「はぁ…」
パラオ「どうしたの?ナイチ!」
あどけない顔でパラオが顔を覗き込む
陸「いや、なんともないぞ」
パラオ「ほんと…?」
怪しまれてしまった。笑みがひきつってしまったのだろうか。…まぁ、いいか。
陸「あぁ。本当だ。」
パラオ「…ふーん…?」
パラオ「一緒にあっちであそぼーっ!」
陸「あぁ!」
正直、最初は暗くて、扱いが難しかったが、まぁ、私には弟がいる。海や空のように扱うと、たちまち懐いてくれた。とてもパラオといるのは面白いし、充実している。
陸は少しだけ、笑みをこぼした。
青い海を背に、アメリカは双眼鏡を下ろした
アメリカ「くそっ…」
視線の先には____パラオと、日帝
アメリカ「チッ…たくよぉ…あいつ…まだパラオに居座ってんのか…」
舌打ちが漏れる。なぜかアメリカの胸はズキズキと痛んでいる。
モブ兵「まるで兄弟みたいだ…」
共に来ていたそこそこ仲いい兵士が言った。
いや、違う。違うはずだ。洗脳しているだけ。きっと、きっと…。
_____そう思いたかった。
でも、アメリカの目に写ったのは、キラキラとした、心からの笑みだった。
アメリカは双眼鏡を下ろしたまま、しばらく黙って海の向こうを見つめていた。
パラオが笑っている。屈託のない、キラキラと光る笑顔。
____なんで、あんな顔で笑えるんだよ。あいつと。
「あの島は、あいつに懐いてる。完全に」
さっきのモブ兵がぼそっと呟いた。アメリカはその言葉に、内心ざらりとした感触を覚えた。
「……そんなワケねぇだろ」
「でも、見りゃわかる。あれ、本気の笑顔だぜ」
アメリカは唇をかんだ。
自分でも理由がわからない。
ただ、胸の奥がひどくざわついて、収まらなかった。
一方そのころ、パラオは木陰で陸の隣に腰を下ろしていた。
手には、パパイヤの果実を二つ持っている。
「ナイチ、あーんして!」
「ん、もう子ども扱いするな」
「だってナイチ、難しい顔してたんだもん!」
日帝は視線を空に向けた。あの日から、一週間。
真珠湾の作戦は「成功」と言われた。
だが、その重みは日を追うごとに心を蝕んでいく。