ノベル

怪しい飴

最近仲良くなった友達に2個飴をもらった。

生まれ変わってやり直したいって時にその飴を舐めると

転生するらしい。

そんなわけないと思っていたが

地獄の日々を過ごしていた私には最高のプレゼントだ。

数日後、

私はこの地獄を抜け出したいと思った。

そうだあの飴を、

そして私は飴を舐めた。

私は発明家になった。

そして大発明をした。

世界が平和になるように願ったが

平和にはならなかった。

もう嫌だ。

転生しよう。

そして私は飴舐めた。

私は冒険者になった。

村を救い救世主になった。

たくさんの人を救ったが

純粋すぎて悪に騙されてしまった。

やり直そう。

私は飴を舐めた。

このようなことを繰り返し

本当の自分が分からなくなった。

ついに一つ飴がなくなり転生が終わった。

平凡な自分に戻った。

悲しかったが、少しほっとした。

これから自分らしく生きるために飴を捨てた。

自分らしく生きよう____