純は恵菜から離れ、サイドチェストからコンドームを取り出し、自身に装着させると、再び恵菜に覆い被さった。
「恵菜……」
スラリと伸びた脚を開き、熱り勃った肉槍を、妖しく輝く膣口に当てがう。
括れた腰を左手で掴み、聳り立つ剛直を右手で支え、純は恵菜の中へ一気に突き入れた。
「はうっ……」
挿入の衝撃で、彼女の身体が大きく震えると、一つに繋がった彼は白皙の肢体を搔き抱く。
熱を帯びた恵菜の肉壁が、純の肉塊をキュウキュウに締め上げ、吐精を促そうとしてくる。
(ヤベェ…………すぐにイキそう……)
愛する女とセックスするのは、こんなに敏感に感じるのか。
純は、今まで感じた事のない快楽に、堪らず腰を激しく律動させた。
「あんっ…………あっあっ…………んあぁっ……」
恵菜が純の広い背中に両腕を回し、畳み掛ける享楽に耐えるように、強く抱きしめた。
肉同士が弾け合う鋭い音と彼の弾む呼吸、彼女の喘ぎ声が寝室を包み、純と恵菜は淫靡な世界に没頭する。
互いを貪り合い、全てを愛し尽くし、二人は絶頂へと駆け上がり始めた。
──恵菜を愛しているからこそ、愛欲に身を任せて激しく情交したい。
彼の想いは、それだけだ。
「はぁっ……あうっ…………ああぁぁっ……」
純の腰の動きが、速さと強さを増していき、恵菜の嬌声が止まらない。
「っ……ぐっ…………はぁっ……えっ…………恵菜っ──」
「んあぁっ……じゅっ…………純さっ──」
彼女は達したのか、彼を強く抱きしめた腕の力が不意に緩み、小さな身体が弛緩した。
彼の屹立が膨張した瞬間、欲望が解き放たれ、恵菜の中に、夥しい量の熱を吐精させる。
筋肉質の体躯をビクビクと震わせ、白濁を注ぎ続けている間、純は、彼女をきつく抱きしめていた。







