テラーノベル
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「ケホ、ケホッ、ケホッ」
明らかに咳の回数等は酷くなっている。
花…これも病状と関係があるのだろうか。
落ちた花弁を画像検索や図鑑を借りて調べて見る。
どうやら花は一種類ではないらしい。
1.クレマチス
離弁花類の花。ピンク~紫色など
2.ガマズミ
とても小さな白い花。集合して咲く。
3.ヒマワリ
一般的に思い浮かべる個体よりも小さいが、他の花と比べると大きめな花弁。
黄色の花を咲かせ、太陽に向かって咲く。
(収穫はこれぐらいか、…
(多少でも情報を得られたのは大きい。
(掛かる人によって花は違うのだろうか。
(花弁にも多少の個体差がある。
(数が多いのか?
(どの様に体外へ出ているのだろう。
(体内で生成されているのだろうか?
(その場合に必要とされる養分等は?
(自分の栄養を使っているのだろうか。
疑問が多すぎる。
未知の病気にペンを動かす手が止まらない。
(これを…一ヶ月以内に解かなければならないのか……
「………」
「このまま……」
死んだって良い。
(生きてる価値なんてものはない。
ヘラヘラ笑って
別の自分を作る。
愛想笑いで人脈づくり。
疲れた。
いい加減に。
一ヶ月で死ねるなら本望だ。
先輩に対しては片想いかも知れない。
でも
もう気付いてる。
死んでしまおう。
でも勇気がないから。
此の儘。
自分から死ぬ勇気じゃなくて
病気で死ねるのならば気が楽だ。
ごめんね、先輩。
貴方の事が、好きでした。
【依存】
「依存」とは、自分の意思や力だけでは特定の対象や状態をコントロールできず、
「やめたくてもやめられない」
状態のこと。単なる
「好き」や「頼る」
事とは異なり、心身の健康や日々の生活、人間関係に悪影響を及ぼしているにも関わらず、のめり込んでしまう状態を指す。
雨💧のさぶ
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コメント
1件
第5話、読み終わりました。花の種類を調べていく考察パートがとても丁寧で、この病気の設定にどんどん引き込まれました。それと同時に「死んでもいい」「生きてる価値なんてない」という主人公の内面が花の進行と並行して描かれていて、胸が苦しくなりました。「病気で♡♡♡るなら気が楽」という一文が特に重くて…。この「依存」というテーマ、まさに生きることへの執着のなさと、先輩への想いが拮抗しているように感じます。続きが気になります。