テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
雪奈:あ…あの…お父さん…
雪奈の父:化け物のくせに軽々しく“お父さん”と呼ぶんじゃない!(雪奈の頬を思い切り引っ叩く)
雪奈:っ…!ご…ごめんなさい…
雪奈の母:こんな化け物がうちの子供だなんて家族の恥だわ。罰としてしばらく夕飯抜きだからね。
雪奈:……はい…
雪奈の父:気持ち悪い見た目しやがって。しばらく顔を見せるな。(雪奈を軽蔑した目つきで見ると冷たい言葉を放つ)
雪奈:(内心)また…私を軽蔑する目つき…もう慣れているはずなのに…何で悲しくなるんだろう…
雪奈の母:少しの間私たちは出かけてくるからあんたは家のこときちんとやっていなさいよ。もちろん新築と同じくらい綺麗にしておきなさい。私たちが帰って来た時に少しでも汚れがあったら…分かってるわよね?(雪奈に睨みつけるような視線を向ける)
雪奈:はい…お母さん…
雪奈の母:全く…気持ち悪い見た目なあんたの世話してやっているんだから感謝しなさいよ。あなた行きましょう。(父親と共に出かけてしまう)
雪奈:(一人残された空間で静かに座り込んでしまう)私…化け物なんだ…気持ち悪いんだ… (側に落ちている鏡には色白で透き通るような肌に水色の瞳、ふんわりした銀髪ロングヘアの姿をした自分が映っていた)こんな顔で生まれなきゃ良かった…(目から溢れた涙が雪奈の着ている古い服にいくつかの染みを作った)こんなことしている場合じゃない…お父さんたちが帰ってくるまで早く掃除しなきゃ。
(数時間後)
雪奈の母:あんた、今回はちゃんと綺麗にしたでしょうね。
雪奈:(ビクッ)は、はい…
雪奈の母:じゃあ、これはなんなの!(ソファについている小さな埃を指さす)
雪奈:…!ご、ごめんなさい…!
雪奈の父:気色悪いお前をわざわざ家に置いてやっているというのにこんなこともまともに出来ないのか!(怒鳴り散らかす)
雪奈:本当にごめんなさい…!
雪奈の父:ついてこい!お仕置きだ!(雪奈の腕を引っ張ると奥の部屋に連れて行く)
雪奈:嫌!ごめんなさい!ごめんなさい!次こそ頑張るから許してください!
雪奈の父:デカイ声を出すな!見た目が気持ち悪いと声も気持ち悪いんだよ!
雪奈:っ…!
(その時自分の中で何かが壊れる音がした。その後のことはよく覚えていない。父に殴られ続けて意識を失った気がする)
(次の日、学校)
クラスメイト1:うわっ、あいつまた来たよ。
クラスメイト2:気持ち悪い見た目しているくせによく学校に来れるよね。
雪奈:……(内心)いつもの陰口か…早く慣れなきゃ…
クラスメイト3:おりゃっ!(雪奈に思い切り水をかける)ごめーんwww手が滑っちゃったwww
クラスメイト1:ちょっとやめてあげなよwww
クラスメイト4:いいじゃん綺麗になったんだからwww
クラスメイト5:ちゃんと拭いておきなさいよ。あんたは気持ち悪い見た目と声を持っている化け物なんだから。(嘲笑うような視線を雪奈に向ける)
雪奈:…(黙って水浸しになった床を雑巾で拭き始める)
教師:ほら、席につけ。授業を始めるぞ。(雪奈に目もくれようとしない)
雪奈:(内心)私の机…また落書きだらけだ…私が学校に行くと必ず机に落書きされている…“死ね” “キモい” “学校に来るな” “化け物はしゃべるな”とか心無い言葉が書いてある…最初は傷ついていたけど今はもう何も感じなくなってきた…
(夜になり、雪奈は静かに家に帰ると親に気づかれぬように小さな部屋に入った)
雪奈:うっ…うっ…(大粒の涙が溢れ出す)
(一人で泣いていると父親の声が聞こえた)
雪奈の父:おい!二階にいるんだろ!さっさと降りてこい!
(雪奈が一階に降りると父親から容赦ない暴力がとんできた)
雪奈:っ…!
雪奈の父:お前のせいで!今日散々だったんだよ!どうしてくれるんだ!(雪奈に容赦ない暴力を振るう)
雪奈:(震えながら父親からの容赦ない暴力を受け続ける)
雪奈の父:顔も見たくない!出ていけ!(雪奈の腕を掴むと玄関から外に放り出す)
雪奈の母:二度とその気持ち悪い面を見せるんじゃないわよ。路頭に迷って犬死でもしていなさい。(玄関の扉を閉める)
(バタンッ!)
雪奈:(内心)どうしよう…追い出されちゃった…早く眠れそうな所見つけなきゃ…(フラフラと立ち上がるとどこともなく歩き始める)
(ドンッ)
?:わっ、ぶつかってごめん。怪我ない?
?:あはっ、メンゴメンゴ~。
雪奈:(内心)誰だろ…目の前がぼやける…でもどうせ死ぬからいっか…
(ドサッ)
コメント
2件
雪奈ちゃん可哀想、また登場して懲らしめてやろうかな、