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「確かに、アルフレッド。ルドルフならそうしただろうな。」
ギルベルトは心底納得したように俺の指摘に完全に合意する。そうだ、ギルベルトにルドルフについて質問すべきことがある。
「1つ質問していいかい、ギルベルト?君とルドルフのことだ。どうして君達は友好的な関係を築ける?その秘訣は?」
俺には本当に理解できないんだ。
「簡単に言うと、慣れだな。最初はお互いの印象が最悪だったけど、幼馴染だから自然とそれに適合した、そんな感じさ。」
ギルベルトは、まるで10×10を暗算するみたいに簡単そうに、そして自然そうにそう口にする。
「君の回答は想定していた回答ではあったけど、俺は信じられない回答でもあるよ、ギルベルト。だって君とルドルフは対極のパーソナリティを持つだろ?ルドルフはせっかちだけど、君は対極だ。そして彼は潔癖だけど、ギルベルト、君は派手な夜遊びが好きだろ?どうして君はルドルフがやること、ルドルフが言うことを全て許容できる?そして、なぜルドルフは君にだけは従う?」