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本丸内 結衣奈の部屋
三日月「主、遠征から戻ったぞ」
『おかえり、遠征お疲れ様。後で報告をよろしくね』
三日月「あい、わかった」
いつものように談笑していると、廊下からドタドタと騒々しい音がした。
『な…何の音…?!』
三日月「どうやらこちらに向かってきているようだな」
その時、スパァァン!と勢いよく襖が開いた。
愛染「主〜〜〜ッ!!」
部屋の中に入ってきたのは愛染国俊だった。何故か羽織を前に掛けている。恐らく先ほどの音は、愛染の足音なのだろう。
『ビックリしたぁぁ〜〜、愛染か〜。っていうか、出陣から帰ってきたんだ。おかえり』
愛染「ただいま〜〜!……あのさ〜〜……主…」
『?どうしたの?』
愛染「え〜っとぉぉ〜〜…… 」
三日月「出陣先で何かあったのか?」
愛染「あの……主、出陣先で…この子を拾ったんだ……」
愛染は自分の羽織を取る。そこにいたのはなんと赤ちゃんだった。マッシュルームヘアーに顔に線があった。
?「バブバブ」
『…………へ…?』
?「バブバブバブ」
三日月「はっはっは。何とも可愛らしい顔をした子だな」
三日月はそう言って赤ちゃんの頬をぷにぷにと触る。
?「バブゥ〜〜」
『か……可愛い……❤』
愛染「なぁ、主…この子の面倒、見ちゃダメか…?ほっとけねぇよ…こんな小さい子…」
『そうよね……よし、ウチで面倒を見ましょうか』
愛染「よっしゃぁぁぁぁっ!!」
『ところで、この子の名前…なんて言うんだろ…』
愛染「服のタグに「マッシュ」って書いてあったから、多分それが名前なんじゃね?」
『へ〜〜、マッシュ君っていうのか〜、外国人なのかな?いい名前だね〜』