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なべだて
高校生
幼馴染
同級生
両片思い
ーーーーー
渡辺視点
昼休みになったら、アイツは俺の視線から逃げるように背を向ける。
遠いとこから声かけたら聞こえないフリ。
ボケても拾ってくれないし、家に呼んでも適当に理由つけて拒否する。
あぁもう、腹が立つ
ーー
宮舘視点
気づいてしまった気持ちをどうしたらいいのかわからない。
アイツの笑顔を見るたびに、心臓が跳ねて呼吸が苦しくなる。
別にそうしたいわけじゃないけど。
…どうするか考えた結果、避けるしかなかった。
ーー
放課後
宮舘視点
宮舘「最悪…、体育委員ミスったかな」
ソフトボールの入っている段ボールを2個重ねて運ぶ
6校時に体育があると、放課後片付けをしなくてはならない
もう一人、女子の体育委員がいるけど、、バックレたな
宮舘「重いし…あっつ、、だるー」
まぁ、他の人と会わずに帰ることができるのは良いこと
…アイツにも会わなくて済むし。帰ってるでしょ、放課後は
渡辺「…運ぶの手伝うわ」
宮舘「うわっ!?」
背後から声が飛んできて、思わず飛び跳ねる
…な、んで。
よりによって、翔太
渡辺「よっ。もう一人はバックレたかー笑」
宮舘「…まぁ。てか、いい。仕事だし運べる。」
渡辺「センセーも手伝ってくれりゃいいのにな。はい、それ持って」
俺が持っている段ボールの上に重ねてあるもう一つをヒョイと取り上げ前を歩く
俺の話無視かよ
宮舘「だからっ、、いいって」
渡辺「うるさい。早くついて来い」
宮舘「…」
渡辺「あー、ほら、視界が、ね?2段もあっちゃ、前見えないじゃん」
宮舘「…ん」
翔太のちょっと後ろを歩く
お互い無言のまま体育倉庫へ
渡辺「っし、これで終わり?まだ運ぶのあんの?」
宮舘「…ない。これだけ。」
渡辺「ん、そか」
よし、終わったし早く逃げよう
宮舘「…ありがと。鍵閉めないとだから、出て…」
ドンッ
渡辺「っは、うける。」
宮舘「いっ、、!」
ドアの内側に思い切り押さえつけられて、手首を掴まれた。
急すぎて反応できず、されるがまま。
少しだけ俺より背が低いけど、力量が全然違う
動けない
渡辺「ほんとさ、いい加減にして?」
宮舘「…なんのこと。ってか、普通に痛いんだけど。離して」
渡辺「離したら逃げるって分かってるから」
宮舘「そんなこと、」
渡辺「しない、とは言わせねぇよ」
下から睨みあげてくる
こんなに至近距離なのは、いつぶりだろう…
渡辺「避けんなよ」
宮舘「避けてない」
渡辺「うそ」
宮舘「ほんと」
泥仕合のような会話を続けると、苛立ちでしびれを切らした翔太
渡辺「涼太」
宮舘「…やめて」
名前、呼ばないで
渡辺「涼太、」
宮舘「うるさい」
俺の…俺の好きな声で、名前呼ばないで
渡辺「俺のこと、嫌いなの」
宮舘「…」
嫌いに、なれるように頑張ってた
毎日毎日
渡辺「…好き?」
宮舘「…っ」
そんな泣きそうな顔しないで
渡辺「俺、涼太が…」
宮舘「っ、だめ」
俺達は、今こんなんだけど友達、でしょ
幼馴染、長年の付き合い
ただ、それだけ
渡辺「…なんで?」
宮舘「…」
友達じゃ無かったら、終わりが来るかもしれない
…ほんとは気づいてた。翔太も俺と同じ気持ちでいるのかも、って
だけど、友達以上の関係になるのが怖かった
俺達は男同士で…、“友達“と違って、終わりがあるかもしれないから
それに、俺より、かっこよかったりかわいい男はこの世にはたくさんいて、目を惹かれるような美しい女性もいるから
渡辺「涼太、かわいいね」
宮舘「っ、!」
渡辺「昔からすぐ難しく考えるよね」
宮舘「…」
渡辺「今だって、グダグダ考えてんでしょ」
俺の手首を押さえつけていた手をそっと離し、よしよし、と頭に手を置く
渡辺「俺、涼太が好きなんだけど、涼太はどうなの」
宮舘「…、」
渡辺「難しいこと考えないでさ、気持ちだけ素直に言って」
宮舘「…っす、」
言っても、いいのかな
受け入れてくれるのかな
渡辺「…大丈夫だよ」
宮舘「っす、すき…。」
渡辺「!」
思わず流れてきた涙を見せないように下を向きながら小さい声で告げた
渡辺「涼太、ほんと?」
宮舘「…だから、さけた」
渡辺「ったく、嫌われたと思ったじゃん。俺は好きだからちょっかいかけてたのに」
宮舘「ごっ、ごめん…」
これまでの罪悪感が押し寄せて、また涙が溢れそうになる
渡辺「おいで、ほら」
グッと引き寄せられ、思い切り抱きしめられた
宮舘「んわっ、、、」
渡辺「ほんとにバカだな」
宮舘「っ、ごめ」
渡辺「まぁそこがかわいいんだけどね」
宮舘「!」
ははっ、と上から笑い声
思わず腕を背中に回すと、抱き締めてくれた
渡辺「ありがとね、言ってくれて」
宮舘「…これまで、ごめんなさい」
渡辺「ほんとだよ、あれキツかったんだからな」
宮舘「ごめん…。」
渡辺「…これからの涼太を全部くれるってんなら、許してあげる」
俺なんかで良ければ…
宮舘「全部、あげる」
渡辺「っしゃ、やった」
宮舘「…翔太も、くれるの」
渡辺「なにそれかわいい。全部やるよ、涼太に」
そっとお互い離れて、顔を近づける
一瞬だけ、唇が触れた
宮舘「っ、ふふ。顔赤いよ翔太」
渡辺「…涼太もな」
ー
以上です!!
これ大体30分クオリティ…笑
ま、まぁいっか
コメが元気の源です💖
コメント
8件

いやもう最高です。
いや…… これ30分なら、私の5時間の作品はどうなるんでしょうか……?笑 優しいしょっぴー最近見てなかったんですけど、最高です‼️
いや大好きです