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(博麗霊夢)「美琴、そっちは？」
(博麗美琴)「大丈夫よ、壊れた家を河童と一緒に直したし、亡くなった人たちのお墓も作ってあげた。」
(博麗霊夢)「そう、良かったわ」
(博麗霊夢)「永遠亭の患者に看病して」
(博麗霊夢)「もう、数年が経った。」
(博麗霊夢)「最初の頃は大変だった」
(博麗霊夢)「……でも、仲間がいて」
(博麗霊夢)「乗り越えられた。」
(博麗美琴)「……そうだな」
(博麗美琴)「幻想郷の復興は目の前だ。」
(博麗美琴)「あと少しだ、頑張ろうな」
(博麗霊夢)「ええ」
あれから数年。
私たちは幻想郷の復興の為に
色んなことを懸命に取り組んだ。
大変なことがあった。
苦しいこともあった。
悲しいこともあった。
時にやつらの事を恨んだ。
諦めかけたこともあった。
……でも
どんな時も仲間がいた。
いたからこそ、乗り越えられた。
仲間には感謝している。
(アリス)「変わったわね。」
(アリス)「幻想郷も」
(霧雨魔理沙)「ああ、そうだな。」
(霧雨魔理沙)「……」
(霧雨魔理沙)「あの頃と違う。」
(アリス)「ええ、そうだね」
(霧雨魔理沙)「……」
(霧雨魔理沙)「人里の人間の数が」
(霧雨魔理沙)「どんどん増えてる。」
(アリス)「自分の家に帰りたい。」
(アリス)「そういった人たちがいたから」
(霧雨魔理沙)「ああ」
(霧雨魔理沙)「……」
(霧雨魔理沙)「怪我人は無くなった。」
(霧雨魔理沙)「やつらもいない。」
(アリス)「……夢みたいだね。」
(アリス)「こんな日がくるなんて。」
(霧雨魔理沙)「ああ」
(霧雨魔理沙)「頑張ろうな。」
(アリス)「ええ」
(博麗霊夢)「……白蓮」
(聖白蓮)「やっと、平和になりましたね」
(博麗霊夢)「ええ、そうね。」
(聖白蓮)「……」
(聖白蓮)「あの異変から学んだことは」
(聖白蓮)「たくさんがありました。」
(博麗霊夢)「たくさんの人の死。」
(博麗霊夢)「そして、幻想郷の消滅危機」
(博麗霊夢)「たくさんの悲しいことが」
(博麗霊夢)「起こり続けた。」
(聖白蓮)「……」
(博麗霊夢)「もう二度とこんな酷い異変を起こってはいけない。」
(博麗霊夢)「人里への結界を強化した。」
(博麗霊夢)「武術や剣術を教えてる。」
(聖白蓮)「ああ、美鈴さんと妖夢さん。」
(博麗霊夢)「それだけじゃない。」
(博麗霊夢)「銃も弓も教えてる。」
(聖白蓮)「鈴仙さんと永琳さん。」
(博麗霊夢)「ええ、人里の人間たちは」
(博麗霊夢)「私たちみたいな能力を」
(博麗霊夢)「持っていないから。」
(博麗霊夢)「自分の身を守れるように」
(博麗霊夢)「少しでも悲しい異変を起こさないように、努力を続けている。」
(聖白蓮)「……そうですね。」
(聖白蓮)「もう、見たくないです。」
(聖白蓮)「大切な人を亡くなるのは」
(博麗霊夢)「……」
(聖白蓮)「もう少し、頑張りましょう」
(博麗霊夢)「ええ、そうね。」
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