「ねえそこのおじさん!」
「らめる達のお客さんにならない?」
小学校低学年程の身長の女の子2人がおじさんに話しかける
「ん?お店屋さんごっこかい?」
「「幸福をプレゼントするよ!」」
「…、ちょっとは付き合ってあげよーか、」
「おじさん…いやお客さんにはこれがいいよ!」
「商品ファイルNO.46”幻想筆”!」
「幻想筆…?」
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「嫌だやめろッッッ…死にたくないッッッ……!!」
絶望に満ちた顔を見せるその購入者。
「おじさん幻想は幻想に過ぎないんだよ?」
「そーだよおじさん、”使いすぎにはちゅーい”って言ったよね?」
商品を売った少女達には売る時には無かった羽がある。
「おじさんはもー用済みだからさ」
その少女達の羽は綺麗な白色ではなく
「「モク/ラメル達に幸福をちょーだい?」」
見たこともないような漆黒の羽だった。
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「次のターゲットは誰にする?」
「この商品ファイルNo.103”幸福日記”を売りたいなぁ」
「いいねそれ!時間はかかるけどその分幸福が集まるもん!」
「ならさ…」
そう言って少女は1人の女性を指さした。
「あの女性にしない?」
そう言った少女は悪戯っぽく笑みを浮かべた。
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商品ファイルNo.46『幻想筆』
見た目は優しい色合いの筆。一緒に透明なインクもついてくる。幻想を描く事ができる。また、その幻想は物体を持つ。ただし、調子に乗って使いすぎて”幻想インク”が無くなってしまうと購入者を幻想に引きずり込んでしまう。
コメント
7件
( 'ω')ウオオオオオオオイアウオオオオオオオ!!!!! 幸福と書いて不幸と読む( ・ω・)フムフムなるほど( ᐛ )(?)
好
めっっちゃ好き