空閑「オサムとチカもついてくるならいいぞ」
『じゃあ私はここで』
空閑「何言ってるんだシュナ?」
『ん?』
空閑「シュナも付いてくるんだろ?」
『いや遊真が修くんと千佳ちゃんがって言ったじゃん』
空閑「むむ……だってシュナはいつも着いてきてくれるから」
『まぁ……そうなんだけど、ボーダーには行かない。前にも言ったでしょう?もうボーダーには戻らないって』
空閑「………ならおれも行かない」
『は………!?なんで!』
空閑「シュナも含めてみんなが一緒ならいいぞ」
困ったな
遊真がボーダーに行くのはいい全然構わない
むしろボーダーに身を置けばあんな国に戻らなくていいし遊真自身のためにそうした方がいい
だが私がボーダーに……は違う
迅「別におれはボーダーに戻れなんて言ってないぞ〜」
『それは、分かってはいるよ……』
空閑「………」
悠一が無理に言っているわけじゃないってのは理解できる
さっきも言った
私は今更戻るなんて出来るわけない
心のどこがで戻れるかもなんて思っている自分が嫌だ
いや
こうやって一人で被害者ぶってる自分の方がもっと嫌だ
レ〈シュナ。ユーマは近界には戻らない方がいいと、こちらに来る前に言ったな〉
『………!』
レ〈ユーマはシュナもいないとボーダーに行かないと言っている。なら、シュナもボーダーに行く必要がある〉
『…はぁあ……』
三雲「………?」
『……行くだけ、なら………いいよ』
空閑「よしきた!ならおれもいく!」
迅「決まりだな。さっそく行こう」
三雲「玉狛支部は川の上に立ってるんですね……!」
『ここは川の調査施設だったのを買い取ったんだよ』
迅「……あ〜支部の隊員はまだ出払ってるけど…………まぁ誰かしらはいるだろ」
そう言って悠一は大きい支部の扉を開けた
するとカピバラと子供………
え、カピバラ???
迅「おっ、陽太郎。今だれかいるか?」
陽太郎「………しんいりか……」
どうやらこの子供は陽太郎というらしい
迅「『新入りか』じゃなくて」ベシッ
ボーダーってこんな小さい子供もいるんだな
迅「師範、コイツがあの赤ん坊だぞ」
『……赤ん坊………ん?』
赤ん坊といえば、同盟国の……
『あぁ……!あの赤ちゃんか……すごく生意気に育ったね』
陽太郎「なまいきだと……!?」
『つまりこのカピバラって匠さんが連れてきた雷神丸か』
迅「せいか〜い」
空閑「ふむ?話が何一つ理解できない」
迅「いずれか分かるさ」
?「あれっ、え?何?もしかしてお客さん!?どーしよお菓子ないかもっ!?待って!」
ボーダーは相変わらず賑やかなようだ
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作者です……あの、はい
中間テストがありもう終わってから二週間は経つのにやっと登校しました。すんません……
あとまた風邪引きました٩( ᐛ )و
インフルってわけでもないんですがね
去年からめちゃ体調崩すの増えたし
なんなら今週体育祭なのに……
作者は体育祭の前に体調崩すのは今年で3年連続です()
不思議ですねぇ
みなさんも体調管理気をつけてくださいね
じゃのー
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続き待ってます!