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番外編『古流斬の地獄召集』
第2話「ブラック企業・地獄」
地獄。
閻魔の執務室。
古流斬は腕を組みながらため息をつく。
「で、今日は何をすればいい。」
閻魔は大量の書類を見ながら淡々と言う。
「まず地獄全域の掃除。」
「次にケルベロスを手懐けろ。」
「それと新しい屋敷を建ててくれ。」
古流斬は固まる。
「……は?」
閻魔は続ける。
「私の豪邸だ。」
その瞬間。
古流斬は机を思い切り叩いた。
「ふざけんなよ!!」
執務室中に声が響く。
「俺、今日仕事中なんだぞ!」
「終わったら、はるかと黒のユーマと遊園地に行く約束してるんだ!」
「こんな量、今日中に終わるわけないだろ!」
閻魔は平然とお茶を飲む。
「頑張れ。」
「頑張れじゃねぇ!」
⸻
最初の仕事。
地獄の掃除。
古流斬はホウキを持ちながらぶつぶつ文句を言う。
「世界救った英雄が掃除担当って何なんだよ……。」
近くの鬼が苦笑する。
「古流斬さん、お疲れ様です。」
「笑うな!」
⸻
続いて。
地獄の門。
三つの首を持つ巨大な魔獣――ケルベロス。
「グルルルル……!」
鬼たちは震えていた。
「毎回暴れて誰も近づけないんです……。」
古流斬は近づき、頭を優しく撫でる。
「よしよし。」
「今日は機嫌悪いのか?」
ケルベロスは尻尾を振り始める。
「ワン!」
「ワン!」
「ワン!」
鬼たち。
「懐いたぁ!?」
古流斬は笑う。
「犬は好きだからな。」
⸻
そして最後。
建築現場。
大量の木材を見た古流斬は遠い目をする。
「……これ全部?」
閻魔。
「ああ。」
「立派な豪邸を頼む。」
古流斬は頭を抱えた。
「いや、俺は大工じゃねぇ!」
鬼たちは笑いをこらえながら見守る。
「古流斬さん、頑張ってください!」
「誰か代われぇぇぇ!」
地獄中に古流斬の叫び声が響くのだった。
コメント
1件
えええ第105話地獄編サイコーすぎる!!笑 古流斬さんが世界救った英雄なのに掃除&ケルベロス&豪邸建築ってブラックすぎて草www でもケルベロスに「よしよし」って撫でて尻尾振らせるのなんかもう無双すぎて好き😭💕 閻魔の「頑張れ」に「頑張れじゃねぇ!」のツッコミ最高でしたwww 遊園地デートの約束もあるし、古流斬さんの叫び声が地獄中に響くのが目に浮かびます…次回も楽しみ!!🔥