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古流斬
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チタコロ
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番外編『古流斬の地獄召集』
第3話「誤解」
現世。
休日。
はるかと黒のユーマは遊園地の入口で待っていた。
「……遅いね。」
はるかが時計を見る。
約束の時間は、とっくに過ぎていた。
ユーマは苦笑する。
「父さん、またアイス食べに行ったんじゃない?」
はるかはため息をつく。
「あの人ならあり得る……。」
二人とも、古流斬が地獄へ呼ばれているとは知らない。
⸻
一方、防衛軍。
ラントたちも古流斬の姿が見えないことに気付く。
「古流斬は?」
団員が答える。
「朝からいません。」
ラントは腕を組む。
「また逃げたか。」
「どうせアイス屋に並んでるんだろ。」
周りの団員も納得する。
「ああ、古流斬さんですもんね。」
「限定アイスって聞いたら仕事より優先しそう。」
誰一人として心配していなかった。
⸻
その頃、地獄。
古流斬は汗だくになりながら巨大な木材を運んでいた。
「何で俺が豪邸建ててるんだよぉ!」
「今日は休みだったんだぞ!」
閻魔は設計図を見ながらうなずく。
「いい感じだ。」
「玄関をもう少し広く。」
古流斬は叫ぶ。
「注文まで増やすな!」
⸻
現世。
はるかは腕を組み、少し怒っていた。
「もう……。」
「また閻魔さんの仕事を引き受けたんでしょ。」
「家族との約束を後回しにして。」
ユーマも苦笑する。
「帰ってきたら説教だね。」
「うん。」
「今日は絶対に許さない。」
二人はそう決める。
⸻
その頃。
古流斬は当然、そのことを知らない。
「よし! もう少しで終わる!」
「終わったら急いで遊園地だ!」
そんな希望を胸に、必死で作業を続けるのだった。
コメント
1件
古流斬さん、第106話読みました! 休日に遊園地で待つはるかとユーマ…待ちぼうけの場面なのに、誰一人心配してくれない防衛軍のノリがめちゃくちゃ面白いです😂「限定アイス聞いたら仕事より優先しそう」って、もう古流斬さんのキャラが完全に浸透してるんだなあと笑っちゃいました。地獄で豪邸建築させられてる古流斬さん、汗だくで叫んでるのもコミカルで…。家族との約束を後回しにしてるって知らずに「絶対に許さない」と決めるはるかの怒りと、古流斬さんの「終わったら急いで遊園地!」の希望が切ないギャップになってて、じんわり好きです。続きも気になります!