めめの様子がおかしい。
家のそこかしこにぶつかるし、物の距離感が測れずに大きな音を立ててカップを置くし、落ち着きなくソワソワと歩き回る。
あぁ、来たなと思った。
めめは真面目で頑張り屋さんだ。
何事も真剣に向き合って全力で応えようとする。その真摯な姿勢が評価され、更に彼に求められるものは増える。
もちろんそれらをこなせるだけの力量はあるけど、めめだって人間。その分、ガタがきてしまう。
限界を迎えると、こうして家ではわかりやすく疲れと苛立ちを見せ始める。
今日は『痛い』だろうな、と心の準備をする。
💚「んっ、ぐっ…う……」
🖤「キツ…力抜いて」
💚「はっ、はっ……いっ、はぁ……」
こういう日のめめは強引で、もはや俺の身体すら捌け口の道具の1つになる。
慣らすのにいつもの半分の時間も使われない。そんな余裕もなく八つ当たりに必死なのだ。
🖤「ほら、捕まって」
痛くて苦しくて握りしめた手をとり、首に回させてくる。
乱暴で激しいキスをされ、唇が離れる時がいつもの合図なので肩に吸い付く。
💚「あっ、ぎっ……!!!」
いつもの合図、めめが強引に根元まで押し入って繋げてくる合図。
無理やり割り入られた体内が痛くて痛くて、肩に噛み付いて耐える。めめの背中に爪を立てる。
激しく引っ掻いてるけど、そうでもしないと身体が慣れるまでに痛みでおかしくなってしまいそうだ。
💚「はぁっ、はぁっ、んっ、あっ……」
やがて身体が慣れてくると強張っていたのも緩み、めめの肩から口が離れ、背中から指が離れる。
そうしたいと思っているのでなく、本当に自然に力が抜けて、抱きついてなんかいられなくなるのだ。
かなりの力でしがみついているから手も口も震えている。
内出血するほど強く残った肩の歯型も、もう見慣れてしまった。
コメント
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ああ、えっちだなあ。そして大好きだなあ。
ああ、わかります。 みちるさんが私のせいであべなべなんて書くから目黒さん、嫉妬なさってるのですね🖤