🖤「阿部ちゃん、阿部ちゃん……」
めめは壊れた玩具みたいに俺の名前を呼びながら腰を振る。
もう何度も中に欲を吐かれていて、でも抜かずにずっと続けているから、いやらしい粘液の音がめめの動きに合わせて部屋に響く。
💚「めめ」
脱力した身体が再び動くようになったら、下からもう一度めめを抱きしめる。
片手で背中を撫で、片手は頭を抱えて髪を撫でる。
💚「大丈夫、大丈夫だよ。頑張ってるね、辛かったね」
そう言うと、めめは俺の肩に顔を押し付けてすすり泣きを始める。
ピストンも止まって、そのうち中で萎える。
歯が当たって少し腫れた唇に、甘えるようなキスを落としてきて涙が俺の頬にも落ちた。
八つ当たりはおしまいだ。
🖤「……ごめんなさい」
💚「平気だよ」
🖤「嘘、いつもそうやって許してくれるけど、俺…」
💚「俺が平気って言ってるんだから平気なの。めめが落ち着いたなら良かった」
めめが我慢し続けて壊れてしまうくらいなら、何でも支えてあげる。
乱暴なセックスも歯型とひっかき傷で痛み分けだ。
何なら俺はこれを許してるし今動けないだけで済むけど、めめは毎回落ち込むし傷もしばらく残るから、ダメージはめめの方が大きいくらいだろう。
💚「大丈夫、大丈夫」
俺はただそれを繰り返しながら、愛しい人を抱きしめる。
終
コメント
14件
刹那過ぎて、仕事の休憩中にに読むんじゃなかったと後悔している😭
にはいめ~。 はあ。好き。センシティブ最高だわさ。