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-とあるセカイで-
カラフルな音色を見つめるブルーノ髪色の少女….初音ミクは見ていた。
初音ミク「待ってたよ!あのね、またなんかセカイに起きてるみたいなの!」
初音ミク「だから!あの子達の様子見てみよう!」
――その瞬間、セカイの空がゆらりと歪んだ。
初音ミク「……え?」
さっきまで広がっていたカラフルな音の光景が、まるで誰かに塗り替えられるように変わっていく。
赤や青の音は淡く滲み、代わりに広がるのは――どこか懐かしく、けれど知らない景色。
木造の家々、石畳の道、遠くから聞こえる賑やかな声。
初音ミク「これって……セカイじゃない?」
ふわり、と風が吹く。
その風に乗って、かすかに聞こえてきたのは――
「いらっしゃい!」「団子はいかがかね!」
まるで“江戸の町”のような声だった。
初音ミク「やっぱりおかしいよ……」
ミクは少し不安そうに目を伏せるが、すぐに顔を上げる。
初音ミク「でも、大丈夫。みんながいるもんね」
そう呟いた瞬間――
視界がぱっと弾け、いくつもの光が別々の方向へ散っていった。
初音ミク「えっ……!?みんな、バラバラに……!?」
伸ばした手は、誰にも届かない。
そして――
それぞれの“物語”が、江戸の地で動き出す。
レレン❄️
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