「好きなんだ。」
『え?』
正直俺はビックリした。
キヨくんがそんな事を言うなんて。
最初はふざけていると思っていた。
でも顔を見ると
いつもと違って
真剣だった。
『え、あッ……うん……』
『ちょっと気持ちが追いついて……』
俺はなんて返したらいいか分からなくて……
キヨくんには申し訳ない事をしたな。
「ううん……また今度答えてくれればいいよ。」
「急に…ごめん。」
キヨくんの顔を見て、心臓が縛られた感じになる。
なんでだよ…。なんで俺はこんなにもキヨくんの事を。
「……あ。風呂沸かすね、!」
『あ、うん……ありがと。』
俺には隠してるつもりだろうけど。
キヨくんは泣いていた。
『なんか……最悪な事をした気分。』
『俺まで悲しくなるやん…』
意味がわからない。
なんで俺まで泣いてるんだろ。
『あー……なんで泣いてんだよ。』
俺のモヤモヤした気持ちをなんとか抑えたい。埋めたい。
そう思ってスマホを開いた。
『あ。』
スマホを開くと、何故かキヨくんが映っていた。
『あ…そうだ。さっきまで写真フォルダ開いてたから……笑』
俺は笑って誤魔化すように履歴を消す。
もう最初から気づいてたんや……
俺は……ずっと前から……
『キヨくんが好きだって。』
コメント
2件
悲しいぃぃぃ…でも断った訳じゃないもんね…!まだチャンスはあるから泣かないでぇぇぇぇぇ!!!最後やっぱりレトさんも好きだったんだよね…だって無意識にも写真撮っちゃうってもう好きじゃん…(?)
サブ垢から失礼。私は健康的なので寝ます。 おはよう。