テラーノベル
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適当にかいていきますww
探偵(御子柴):すべてを論理で語る冷徹な天才。助手:常識人で読者の目線。被害者(館の主):傲慢な大富豪。容疑者(客たち):秘書、医者、画家(全員が主への恨みを持つ)。
「人間が作った謎など、すべてただの計算式に過ぎない」御子柴(みこしば)は、窓の外で吹き荒れる猛吹雪を眺めながら、感情の籠もらない声でそう呟いた。標高一千二百メートル。陸の孤島と化した山奥の洋館『白銀館』の食堂には、異様な緊張感が漂っている。暖炉の炎がパチパチと爆ぜる音だけが、不気味に響いていた。長テーブルの付きあたりに座る館の主、大富豪の黒岩(くろいわ)が、傲慢な笑みを浮かべて立ち上がる。その手には、怪しくきらめく一本の高級ワインボトルと、大きめのグラスが一つだけ握られていた。「集まってもらったのは他でもない。今夜、私の莫大な遺産のすべてを、この場にいる誰かに譲る決意をした」黒岩はそう言うと、手元のアタッシュケースを開けた。中には、ぎっしりと詰まった札束と、一通の遺言書。「だが、ただ渡すのでは面白くない。これから全員で、このグラスのワインを回し飲みしてもらう。私のルールに従えた者が、勝者だ」ゴクリ、と誰かが唾を飲み込む音が聞こえた。全員の視線が、黒岩がグラスに注いだ深紅の液体に注がれる。これが、惨劇の幕開けになるとは、この時はまだ誰も気づいていなかった――。
鬼霧宗作
#作者干渉型コメディ
コメント
3件
読み終えました。第1話、とても惹き込まれる幕開けでしたね。 まず、御子柴の「すべては計算式」という台詞にぐっときました。冷徹な天才探偵像と、吹雪で閉ざされた洋館——いかにも古典的なミステリの舞台装置ですが、その分これから始まる緻密な推理合戦が楽しみになります。黒岩が遺産をかけたワイン回し飲みというルールも、不気味でゾクゾクしました。これがどう転ぶのか…続きが気になります! 橘さんの作品に出会えて嬉しいです🌷