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瑠衣が長めの髪に目つきが鋭い新規の客を相手にして以来、男は週に一度のペースで娼館を訪れ、必ず彼女を指名した。
彼女の身体を愛撫する時、溶けてしまうのではないか、と思うほどに繊細な触れ方をするが、口淫とセックスの時は獰猛な獣のように瑠衣を射抜き、激しい行為に及ぶ。
男の相手をした後、彼女の身体は疲労困憊になり、男を見送った後はすぐに入浴すると、自室のベッドでグッタリとしてしまう。
瑠衣の固定客はいないが、男は瑠衣の固定客になりつつある。
(固定客が付くのはありがたいけど……あのお客様は激しいから体力消耗するんだよね……)
彼女は自室のベッドの上で寝転がりながら、大きくため息を吐いた。
***
男が初めて娼館を訪れてから約一ヶ月後。
この日も夜に現れ、男は瑠衣を指名し、彼女は特別室に案内した。
「いつもありがとうございます」
瑠衣が丁寧な所作で一礼すると、男は『……ああ』と小さく返事をしただけで、すぐさま彼女の括れを抱き寄せ、小さな身体に纏っていたネイビーブルーのドレスを脱がしに掛かった。
熱を帯びた男の唇が、滑らかな首筋を彷徨い続け、背中に手を這わせながらファスナーを下ろしていく。
この一ヶ月間、男は瑠衣に卑猥な言葉を投げ掛けながら行為をしていたが、今は黙ったまま。
無言のままで愛撫する男に、却って不気味にすら感じてしまう瑠衣。
ドレスを引き剥がし、同色のブラとショーツも、首筋に顔を寄せたまま、呆気なく外した。
男も纏っていたダークネイビーのスーツとワイシャツ、ネクタイと下着を脱ぎ捨て、均整の取れた肉体を惜しげもなく晒している。
白くて丸みを帯びている柔肉を揉みしだきながら、双丘に実る小さな果肉を交互に舐め上げ、舌先で転がす。
胸を揉み上げている手が腰に回り、反対の手が脇腹、鼠蹊部へと伝い、秘部に指が入り込んだ。
「はぁっ…………ああぁっ……んうぅっ」
尖端を口に含んで吸い立てていた男は顔を離し、瑠衣の色を含んだ声を聞き、唇の口角を片側だけ器用に吊り上げて下品な笑みを映し出す。
瑠衣の膝下を掬い上げて抱き抱えると、ゆったりとした足取りでベッドへ向かい、荒々しく横たわせながら大きく脚を開かせる。
濡れそぼる瑠衣の陰裂に顔を埋め込み、腫れ上がった花芯を舐めしゃぶり始めた。