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余命8年

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余命8年

2 - 第二章 僕と君

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2023年09月13日

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いつから僕は皆と合わなくなったの?と

僕はママに聞いてみた

そうするとママは「8年前からずーっと病室で生活しているのよ。」とママは,言った。

あっそういえば,いい忘れてたけど僕は高校三年生だ。

引き算が苦手だから高3から8引くと何年生くらいになるんだろう。

全然分からないや😁へへ

あっじゃあ,続きをどうぞ

8・9年前くらいにここ,中島病院に診察しに来た。その時は,何もなかったけれど

また後日病院に行くと,深刻そうな顔をした先生が告げた。『・・・・・・・・・・・・』

その時はとってもビックリした。

その時告げられたのが『余命宣告』つまり僕は,心臓病になったんだ。

そこからかな,病室に引きこもっているの高校生だけど文化祭に行ったことはないし(興味ないし)

もう行けないだろうなぁと思っている。

だって,余命8年だもん行ったって,知らない子達だらけで,楽しめそうにないもん😠

行くんだったら,友達7人くらいと一緒に行きたいなぁなんて思ってる

あっでも,余命8年僕なんかにとったら,友達7人はいすぎなのかなぁ

そうそう,小学生のときに,スマホを買ってもらってさ良い掲示板?的なものを友だちに,

紹介してもらったんだ〜

この機能他の子達に教えたいな〜めちゃくちゃ便利でさ,題名入れるところに例えば**『死ぬ前にしたいこと』**って打つじゃんすると,解答欄にたくさん『親孝行校をしたい』『何もしない!』『ゲームしたい』『皆と遊びたい』『オンラインでも良いから皆の顔を見て死にたい』などの回答が出てきた。

僕が共感したのは,**『オンラインでも良いから皆の顔を見て死にたい』**だった,だって僕は高校生だけど高校の友だちは,一人もいない。なぜならそう,ずっと病室で生活しているからだ。

いい加減皆に会いたいなぁ,なんて思っているけどお見舞いに来てくれる友達は,一人もいない。

病室に閉じこもっていると心が重く感じるからそういうときに,絵を書いている。

例えば花の絵とか,死んだあとに行ける天国の絵や地獄の悪魔や鬼の絵などをのんきに描いている。

意外と楽しいんだ,この時間がずっと続けばいいのになぁと思っている。

その時僕の病室前に立っている女の子を見たんだ

最初は,きっと病室を間違えて僕の病室の前に立っているんだろうと思った。

するとノックを十数回ノックしてから入ってきた。

「ノックしすぎだなぁ」と思った,心の声が外に漏れてしまった。

その女の子は,僕の隣りにあった椅子に座った。

ああそう言えばこのベットの隣に椅子あったなぁなんて思いながら僕は,寝た振りをした。

すると女の子は,僕の右手を掴んで「今まで貴方のお見舞いにこれなくてごめんなさい。」と急に泣き出してしまったのだ。

僕はびっくりした彼女の温かい大粒の涙が右手にぼたぼた落ちているんだもん。

寝た振りをしていた僕だが,何もなかったような素振りで寝ぼけているような,

口調でおはようと言った。

そうすると,彼女はびっくりしたような表情で僕を見た

「ワワワワワワワワワワ私は怪しいものではありません勝手に右手を掴んで独り言をつぶやき,涙を貴方にかけてしまいすみませんでした!」と早口で言ったのだ

あまりにも早すぎて全く聞き取れなかった

だが僕は何も言わなかった。

そして僕は,彼女に名前を聞いた。

「名前は何?」僕が聞くと,彼女は,息を切らし顔を赤らめながら,

「私の名前は,熊谷 望歩 くまがいは,くまたにと書きます。そしてみほは,望む歩くとかいてみほとよみます。」

「僕は,長澤 謙人っていうんだ」わざわざ言わなくても良かったかなぁと思いつつも一応,自己紹介をしておいた。

すると望歩さんは,「やっぱり合ってた 謙人くんで間違いないんだよね」といい出した。

ビックリした。

だって,今まで一回も見た事が無い望歩さんが急に,僕の名前を確認するんだもん。

いつの間にか病室には,和やかな空気が流れていた。

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