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僕は今、神域で僕に従ってくれているみんなを集めている。
「みんなよく集まってくれた。」
ちなみに1000匹以上のあやかしがこの僕の神域に集まっている。つまり僕は1000匹以上のあやかしの主になった訳だ。
我ながら偉くなったものだ。神域もかなり大きくなった。
ちなみにミケ、白色も召喚した。端っこでだるそうにしている。
沼姫は呼んだら来てくれた。天狗はよんだけど来なかった。
「これから僕はここら一帯を掃除しようと思う。」
ザワザワとあやかし達が騒ぎだす。
「最近他の地域からのあやかしの襲撃、吸血鬼や悪魔などの被害が激増している。さすがにこの事態を放置できない。だからみんなの力を貸してほしいと思う。」
もちろん、僕がここら一帯を掃除しようと思ったきっかけは明が吸血鬼の被害にあったからだ。
正直、あやかしの襲撃も吸血鬼も悪魔の被害はちょくちょく聞いていたが、わざわざこんなに百鬼を起こしてまで対処しようとは思ってはいなかった。
なぜなら、被害も出るし目立ってしまう。時間が経てばぬらりひょんが勢力が立て直してどうにかしてくれると思っていたのもある。
しかし、さすがに身近に被害が出て、ぬらりひょんの勢力もいつ立て直るのか期待できないし、待っていられなくなったのだ。
だから、僕は百鬼を起こしてここら一帯の平和を取り戻すことにした。
「シン様もちろん私は手を貸しますぞ!」
最初に声を上げたのは沼姫だった。
「しょうがにゃいからにゃー達も協力するにゃ。もう、襲撃はこりごりだにゃ。それに頻繁に呼び出されたらたまらにゃいにゃ。」
「俺たちも協力しよう。手下のヤモリたちを町中、森中に放って敵の居場所を探し出そう。」
次に大猫のミケと大ヤモリの白色が声を上げる。
「にゃ!お前偵察だけして戦わにゃい気だにゃ!?町の偵察ならにゃーの子分の猫達に敵うわけにゃいにゃ。にゃーの子分がどれだけ町に通ってると思ってるにゃ。」
「餌もらいに行ってるだけだろ!町を知ってるってお前ら猫好きの家しか知らないだろ。」
意外にミケと白色がやる気だ。
「シン様のため!おれはやるぜ!」「あの悪魔とか言うやつ気持ち悪かったんだ!」「吸血鬼のやつら俺たちの縄張り荒らしやがって!」「あいつらをぶっ飛ばしてやるぜ!」「向こうの山のやつらぬらりひょんがいなくなったからって調子乗って暴れ回ってて困ってたんだ!」「西のやつらもだ!あいつらおれの住処を奪いやがった!」
みんな思い思いに不満を言い合っている。
結構皆さん溜まってらっしゃったみたいだ。
「みんな賛成ってことでいいね?じゃあ!平和を取り戻すぞーー!」
「「おぉーー!!」」
それから、まず悪魔と吸血鬼の居場所の情報を集めた。配下のあやかし達から聞いた話や、聞き込み、張り込みなど。
ちなみにミケと白色はめちゃくちゃ役に立った。見つけた吸血鬼や悪魔の8割はミケと白色たちが見つけたのだ。
こ、こいつら優秀だと…?
見つけた悪魔や吸血鬼は僕が倒しに行ったり、シロ、クロ、紫が倒しに行ったり、配下のあやかしをたくさん送ってリンチにして各個撃破していった。
沼姫もかなりの戦力を貸し出してくれて大いに助かった。
ちなみに悪魔はあんまり強いやつはいなかった。いろんな外見のやつがいて、あやかしと区別はあまりつかないが、西洋っぽいやつが悪魔だ。細かいくくりはしらない。
吸血鬼の方が強いが、悪魔は数が多かった印象。
そして各地で暴れ回っているあやかしの集団は僕がみんなを率いて討伐しに行った。
結構数がいて大変だったが、4級以上のあやかしはいなかったので、苦戦はしなかった。
そして、少しの犠牲は出たものの、ここら一帯の掃除が終了した。
ここら一帯の掃除が済んだからと言ってまた悪魔や吸血鬼が現れることが予想される。なので、ミケと白色の子分達には定期的に偵察に行ってもらうことにした。
そして今、僕の神域にはあやかしの行列ができている。
このあやかしたちは新しく僕の庇護下に入りたいと各地から来たあやかし達である。
どうして急にこんな数のあやかしが…
ーそりゃ、真広がここら一帯を平定して力を示したからでしょう。力のあるものに力が集まるのは常識です。さらにあなたは土地神。下手に強いだけのあやかしより土地に選ばれたと言う信頼があります。さらに、今ぬらりひょんの勢力が失墜して情勢が不安定なのでと言うこともあるでしょうー
そういうもんかね?
まぁ、みんな不安で誰かに縋りたいのかね。
でも、結構強そうなあやかしもいるのはなんで?
ー戦いをもとめてきたものもいるでしょうね。実際戦いは最近多かったわけですし、土地神のために戦うと言う大義名分が生まれますしね。あとは、あなたに惹かれたもの、この土地が気に入ったもの、土地神に仕え、さらなる力を得たいものなど理由は様々でしょうー
まぁ、どちらにせよ戦力が増えることはいいことだ。
ーまぁ、そうですねー