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2 - 第2話ひきこさん

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2025年08月05日

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ひきこさん

あれは当時小4だった俺達が体験した話


最初に言い出したのは俺だった。


当時ひきこさんは地元では有名で、知らない人なんて居ないと豪語できるほど。


ひきこさんとは長い黒髪に白いワンピースで、夜道に突然現れ児童の足を掴み引きずり回すという、よくある怪談だった。


俺達はそんな怪異が本当にいるのか気になり、友人のAとBに声をかけた、Bはノリノリだったが、Aは反対した、俺達は必死にお願いした、Aは渋々協力してくれる事に。


そんなこんなで俺達3人で試すことにした、まず初めにひきこさんがどんな怪異か調べてみることに、どうやら17時以降に現れるとの事。


そのため俺達は親に嘘を言って外出することに、各々で親に何とか頼み込み、外に出ることに成功。


俺達は近くの公園で待ち合わせして、3人集まったらひきこさんを探しに、探索することにした。


だが…


Aが待っても待っても来ない、俺とBは体感で1時間は待ったと思う、待ち合わせ時間はちゃんと17時と言ってあったが、トラブルでもあったのかな?、なんて考えながら、俺とBは帰ることにしたその時。


ズル…ズル…ズル

何かを引きずるような音が聞こえた。


まさかと思い、俺とBが音の聞こえる方を見ると、長い黒髪に白いワンピースの女性が、Aの足首を掴み引きずっていた。


俺とBは驚きすぎて声すら出なかった。


とにかく逃げないとダメだと直感的に思い、俺達は1番近くのAの家に逃げた。


Aの母「あら、2人ともどうしたの?」Aの母は俺達を家に上げてくれた。


俺達は相当恐怖に怯えた顔をしていたらしい、Aの母は何があったのか話を聞いてくれた。


AとBと俺でひきこさんが本当にいるか試したこと、Aが待ち合わせに来なかったこと、Aがひきこさんに引きずられていたこと、全てを話した。


Aの母は俺達を責めることはせず、優しく抱きしめてくれた、俺達のせいでAはひきこさんに巻き込まれたのに。


とりあえずその日はAの家に泊まることに。


翌日、親が迎えに来た、親にはAの母から話が伝わっていて、すごい形相で2人とも怒られた、嫌がる友達を巻き込んだことを凄く怒られた。


それから、俺達はAの母含めた親達に寺に連れてかれた。


そして、お坊さんにも怒られた。


そんなむやみに首を突っ込むなと、その後俺達は数日間寺に匿われた。


その数日間の内にAは見つかったらしい。


でもAはあの事件がよほどトラウマになったらしく、引っ越して行った。


後々お坊さんから聞いた話では、ひきこさんは文武両道でオマケに顔まで可愛く、先生にも可愛がられる、優秀な人だったらしが。


ほかの生徒からのい〇めに耐えられず不登校になり、やがて怪異になったのだとか。


ひきこさんの名前の由来は子供達を引きずることから来ているらしい。


あれから数十年が達俺もAもBも大人になった、Aとはもう二度と会わないし、会えないと思う。


Bとは年に数回は飲みに行ってる、でもたまに思う、Aは今でも苦しんでいるのに、俺達だけのうのうと暮らしてて良いのか…と。


Aの母にも本当に申し訳なく思っている、俺達がAを無理に参加させて、挙句の果てに、Aに一生消えないトラウマを植え付けてしまった。


理由がどうであれ、Aを不幸にしたのだから、俺達は一生幸せになってはならないのだろうなと。

おわり

この物語はフィクションです。

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コメント

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A君不憫すぎるってばよ 17時以降に現れるってことは夏遊びに行けない…(チャイム18時)

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