テラーノベル
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注意この話は私の妄想の中の話です。ご本人様には関係ないため迷惑行為はご遠慮ください。
また、BLやnmmnを悲観的に見てしまう方やルールを守れない方は閲覧をご遠慮頂いています。
もし、話の内容が被っていたりしたらすみません。
なんかいい題名あったら教えて欲しいです!
牢屋。
犯罪者は、拘束されながらもにやにやと笑い、鉄格子の向こう側に立つ皇帝を舐めるように見上げていた。
「おい……お前、綺麗な顔してんなぁ。
ぐへへ」
「……黙れ。我は切符を切りに来ただけだ。余計な口を叩くな」
皇帝の冷たい声を意にも介さず、男は鉄格子越しに顔を近づける。
「その目で睨まれると、ゾクゾクするんだよ。なぁ、こっちに来いよ。俺が気持ちよくしてやるよ」
「っ……気持ち悪い……近づくな!」
皇帝は一歩下がり、拳を震わせる。
「ふざけるな! 我を誰と心得る!」
「誰でもいいさ。俺に抱かれるならな」
――ギィィッ。
扉の軋む音とともに、牢屋の空気が一変する。 足音はゆっくり、だが迷いなく。
「……誰が、誰に抱かれるって?」
低い声が響いた瞬間、場の空気が一変した。
「煉先輩……!?」
鉄格子の前に立った赤城は、獣のような眼光で男を睨みつける。
「俺の皇帝に触れる? その汚ぇ手で触れてもいいとでも思ったか」
男が嘲笑を浮かべるより早く――赤城の手が鉄格子を掴み、ギリギリと軋ませる。
「……一歩でも近づいたら、指を折る。声を出したら舌を引き千切る。お前ができるのは、黙ってプリズンに送られることだけだ」
男は青ざめ、目を逸らした。
皇帝は慌てて男をプリズンへ送って赤城の腕を掴んだ。
「や、やめろ煉先輩! 我は……別に困ってなど……」
「困ってなくても、俺が嫌なんだよ」
赤城は皇帝に振り返り、ぐっと距離を詰める。
「皇帝が他の男に口説かれるのも、見られるのも……全部、全部許したくない」
「な……! な、なぜそこまで……!」
皇帝は必死に顔を逸らすが、耳まで真っ赤だ。
赤城は顎に手を添え、強引に視線を絡める。
「だって皇帝は俺のものでしょ?」
「~~っっ!! ば、馬鹿を言うな! 我は誰のものでもない! ましてや、煉先輩のなど……!」
言葉とは裏腹に、掴んだ赤城の袖を離せない。
震える指先を見て、赤城はふっと笑った。
「……もっと素直になればいいのに…、皇帝。だけど、大丈夫。どう足掻いても、皇帝は俺から逃げれないから♡」
皇帝の胸の鼓動が早鐘のように響く。
「……っ、煉先輩は……本当に、厄介な男だ……」
赤城はその言葉さえも受け止め、牢屋で皇帝を抱き寄せた。
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