私は歌舞伎町の眩しいネオンの中にいた。
街並みには楽しく酔って笑いあってる
友人同士だと思われる人達や
恐らくホストと思われる男性と
近い距離で寄り添いながら
手を繋いでる男女を
私は横目で見ていた。
嘘と偽りと分かっているはずなのに
お金だけの関係だと思われる男女が
幸せそうにどこかへ向かって消えてった。
周りを見渡せば笑顔溢れる
人達ばかりだった。
その世界の中で、私は俯きながら
独り真っ暗な道をゆっくり進んでいた。
そして私は聞こえた。
何もかも壊れた音がした。
息が苦しかった。
身も心も寒かった。
気づいてしまった。
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