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あれから何日が経ったのだろうかーー
最初は監視付きだった。
逃げられないように。
でも——
数日もすれば、三人で行動することが増えた。
🩷(……意外だな)
B組織は冷酷で、力だけの集団だと思っていた。
けれど。
仲間同士の連携は強い。
怪我人を見捨てない。
命を軽く扱わない。
💛「無駄な戦いはしない」
💜「守るもんは守る主義なんで」
その言葉に、少し驚いた。
🩷(どうして敵なんだろう)
A組織とB組織。
目的が違うだけで、守りたいものは同じじゃないのか?
🩷(協力する未来は……ないのかな)
叶わないとわかっている。
でも、ふと思ってしまった。
──────────────
ある日の戦闘
B組織に敵が迫ってきた。
数は多くない。
だが、今回は強い。
💛「佐久間、下がってろ」
💜「敵は残り半分だねぇ〜」
二人が前に出る。
圧倒的な戦闘力。
それでも——
一瞬の隙。
深澤の腕に傷が走る。
🩷「……あっ!」
考えるより先に、体が動いた。
深澤の側に行き、手を添え、光が溢れる。
💜「ははーん?」
傷は、もう消えている。
💜「仲間になる気になった?」
🩷「あ、やべ……つい…」
くせ、だった。
傷を見たら、治す。
🩷「……俺、戻ります」
距離を取ろうとする。
すると────
急激な眩暈。
視界が歪む。
🩷「っ……」
足に力が入らないず、
そのまま、崩れ落ちる。
💜「おっと、!」
地面に倒れる前に、深澤が受け止める。
体が熱く、呼吸も荒い。
💛「こいつ寝てないもんな…そりゃ体力も落ちるわ」
💜「しょーがないなぁ……」
💜「屋敷戻るぞ」
💜「お前ら、あとは頼む」
仲間『はい!』
抱きかかえたまま、走る。
🩷(……やってしまった)
意識が遠のく。
最後に浮かんだのは——
🩷(阿部先生……)
でも、抱えているのは
敵のはずの、深澤だった。
つづく。