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この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
いつも通りの朝だった。
僕はいつも通りに朝の支度をして、いつも通り午前中の授業に出席した。
二限は規定時間を少しだけ超過して終了したため、今から急いで学食に行っても混雑に巻き込まれるだけだと、僕は半ばあきらめながら鞄の中に筆記用具やら何やらを放り込む。
夢の中では静寂に包まれていたこの場所に、今は人の気配がある事が、不思議と僕の目元を緩ませる。
「わり。ちょっとオレ、用があるからさ」
声の方を見れば、高梨が一緒にいたらしい友人らに手を振ってから、こちらへと歩いてくるのが見えた。
その長身が僕の横で立ち止まる。
「用が、あるんじゃないの?」
僕は、眉を寄せてしまいそうになるのをなんとか堪(こら)え、ちらりと高梨に目を向けた。
何*************
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