この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません
時計は時刻が既に午後六時を回ったことを示していた。
窓からは夕日色の光が室内に差し込んでいる。
俺は長い時間パソコンの画面を睨んでいた。
「大学、か……あの校舎に行けば佐伯を名乗る奴に会えるんだろうか」
その思いは昨日の晩から抱いていた。
きっと佐伯も同じようなことを考えただろう。
しかし佐伯と栗橋をつなぐパソコンの画像や携帯電話からはお互いの顔を認識することができない。
あまり大柄でも派手でもない青年を、人の多いキャンパスで探すことができるかと言われると、困難だとしか言いようがなかった。
それに、会うことによって彼の条件を破ることになったらと思うと勇気も出ない。
そもそも、誰にも会ってはいけないと言う条件は曖昧すぎる。
「誰」の定義も「*****************
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