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「もしかして全部、私の勘違い……ッ?」
いやいや、そんなはずはない。
だって私はこの目でしっかりと2人のキス現場を見……
「――てなかったぁ!!」
空気が抜けたように一気に身体から力が抜けて、ふらついた私を太一くんの腕が支える。
よくよく考えてあの時見た光景を思い返すと、女性が部屋から出てくるところと、2人の顔がゆっくりと近づくところまでしか見ていない。
それ以上は見ていられなくて、逃げるようにエレベーターに乗ってしまったのだ。
私が見ていた場面と太一くんの言い分と重ね合わせると、辻褄がぴったりと合う。
それなのに私は疑って泣きわめいて……。
――最悪だ。
「ごめんなさい。疑ったりして……」
太一くんは申し訳なさそうに大きく横に首を振った。
「俺の方こそごめん。本当は先生のこと、初めから一花ちゃんに紹介しておくべきだったんだけど、あの人ちょっと変わってて……」
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