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#BL
『くちびる』
スタート!!
涼しい夜風が2人の身体を撫でる。
夏が終わりかけた夜、暗い道、そこに僕らはいた。
「日焼けの跡、もう消えちゃったね」
僕が君の身体に触れながら冗談交じりに言った、そしたら君は
「ふふっ、まだ消えてないところ…あるよ?」
僕は少しおかしく思いながら尋ねた
「どこ?」
君は言った、
『くちびる』。
その時、夜風が吹いた。
涼しいはずなのに身体が暑い。
嘘みたいに、暑かった。
『くちびるだけ、置いてきぼりになっちゃったよ。』
君は微笑みながら言った。
家に帰った後もなかなか身体の火照りが収まらない。
ベッドに伏せながら、夏の思い出に浸る。
その思い出には全部君がいる。
この出会いは駆け引きじゃなく、運命だった。
君に僕の愛を、全て捧げたい
君を思い浮かべる程、僕の心は君で染まっていく。
あの笑顔、泣いている顔、さっきのあの冗談交じりの微笑み
全部全部、抱きしめたい。狂おしいほどに
これまでの躊躇いを燃やして今すぐにでも君のそばに行きたい
この思いを忘れさせて…?
このままじゃ、…
「夢だけじゃ終われないなぁ…。」
あの笑顔、泣いた顔、さっきの冗談交じりの微笑み
もう全てを奪いたい。
都合のいい優しさなんていらない。
ただ、お互いの心を締め付けるだけなんだよ。
僕に、壊れるほどの情熱を焼き付けて欲しい。
この恋は終われない。
でもいつか辿り着けるはずだよね。
僕らは本当の優しさで、染まっていくんだからさ
わかってたはずなんだよ、もう後戻りができない事くらい。
でも僕は本気だよ。
『君とそのくちびるをずっとずっと、愛し続けるから』
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