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こんれも!夏休みの課題全く手を付けてないれもぬこです。

ななななんと!ハートが2000をこえました!本当にありがとうございます!実は新作を今書いているので待っていてください(*^^*)

では、本編どぞ!


目が覚めると、見慣れた天井…ではなかった。

上を見ても横を見ても真っ黒な空間。

「っ!?」

急いで飛び起きる。

ここはどこだ?今まではベッドの上で起きていたのに。

前も後ろも何処もかしこも黒い空間。ここがどのくらいの広さなのか、どこが床なのかさえ分からない。


「おっ、やっと起きた?」

目の前を見ると、真っ黒な服を着た男の子がいた。

ダボッとした黒いパーカーに黒い短パン。フードを被っていて顔は見えない。周りが黒いせいかその異様なほどに白い肌が浮いたようにくっきり見えた。


「ここは…あなたはだれ?」

「まあまあ落ち着いて、お兄さん」

焦る気持ちが伝わったのだろう。駄々る子供を宥めるように言われる。

「順番に説明するよ。僕は君の願いを叶える、いわゆる神?詳しく言うと死の神かな 」

僕の願い…?なんの事だ?

「覚えていないの?確かに言ったじゃん。『もう一度』って。だからその願いを叶えてやったんだよ」

偉いでしょ、と言わんばかりに胸を張る神?を見る。確かに言った。最初、まだ繰り返す前に。でも自分はただいつもの平凡な日常を取り戻したかっただけだ。こんな運命望んでない。

「まあただ巻き戻すだけでも良かったんだけど面白くないでしょ。だからちょっと遊んでみたんだ!」

「そんな理由でこんなことを…」

僕がどんな思いで繰り返してきたか、思わず声が漏れ出す。

すると今度は少しムスッとした顔で言い返してくる。まあ見えるのは口だけだが。

「君らはアリ、いや微生物のことを意識して生活してる?僕らにとって人はそこら辺にいて、死んでもどうでもいい存在なんだ。だいたい別に君らを選んだのも偶然だからね。2人の願いがあまりにもシンクロしてたから面白くて」


自分で聞いたのにも関わらず後半の内容が引っかかってそっちに注目してしまう。

「2人の…願い?」

「そ。もう一人の子も君と全く同じことを願っててさ。凄いよねーオトモダチってのは」

そうか、あの時は呆然としてて気づかなかったけど君は引かれた直後は生きていたのかも知れない。そんな生死をさまよっている中でそんなことを考えてくれてたなら、僕はなんて恵まれた人間なんだろう。

俯いて小さく呟く。

「…ありがとう」


「誰に感謝してんのか知らんけどはよ脱出できるといいね~早くしないともう一人の子に抜かれるよ?」

「もう一人の子?」




「あれ、知らなかったの?このゲームはあの子、おらふくんも参加しているんだよ?」




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