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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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私の名前はひなた。昔、小学校の近くにあったプールで変な母子にからまれ、無理やり裸の写真を撮られたことがある。すごく嫌だった……はずなのに、11年くらい生きた中で一番興奮した。それ以来、またお外で裸になりたいって思うようになっちゃった。

前に裸の上に浴衣だけ着て遊んで、すごく興奮したけど、浴衣を汚してお母さんに怒られちゃった。次はどうしようかなぁ。

「そうだ! この前買ってきたアレ使おっと!」

私は友達と公園で遊ぶ約束をしていた。でもその日は暑くて汗だくだったので、水浴びがしたいと思っていた。そこで、最近買った水鉄砲を取り出した。これなら服も汚れないし、何より楽しいしね。

それから、服はなるべく薄いやつを選んだ。夏だから、涼しくしないとね。その上、シャツも着ない事。これなら、水に濡れたとき、裸みたいにすけすけになるはず。あと、パンツはどうしよう。うーん……まあいいや、脱いで行こうっと。

待ち合わせ場所に行くと、もうみんな来ていた。

画像

「遅いよ~」

「ごめんごめーん」

私はそう言って、さっそく持ってきた水鉄砲でみんなに向かって水を飛ばした。すると、みんなキャッキャ言いながら逃げ回る。それを追いかける。そして、追いかけているうちにだんだん楽しくなってきた。そして、とうとう一人を捕まえて水をかけた。

「やったな~」

他の子が私の方に走ってきて、水をかけてきた。当然、服が透けてくる。シャツを着ていないから、乳首が丸見えになっている。それに気付いて、顔が真っ赤になった。(あぅ……恥ずかしい……けど、狙い通り)

そう思っている間にも、どんどん水をかけられていく。そしてついに、服が完全に透けて、裸同然の姿になってしまった。胸は手で隠してるけど、ワンピースだから、スカートのところも体にはりついて、お尻に形が丸見えだ。

きっとみんなも気付いているけど、知らないふりしている。私も気付かないふりをしているけど、内心どきどきだ。だってこんな格好で外にいるなんて普通じゃないもん。(もっと見られたい……)

しばらく水かけ合戦が続いた後、私が負けてしまった。というか、わざと負けたのだけれど。だって勝負が終わったら、解散になっちゃうかもしれないじゃん? そしたら、また裸になれなくなっちゃうもん。

「降参、こうさーん!」

「小野寺、水鉄砲持ってるのに負けてやんの!」

「降参したら罰ゲームだ!」

「罰ゲーム何しよう?」

「そうだな……じゃあ、小野寺の持ってる水鉄砲で、小野寺を狙うってのはどう?」

「賛成!」

そんな感じで話が進んでいった。私は期待していた。これらな、みんなが私に注目する。私の服はもう水に濡れてスケスケで、肌にはりついて裸同然なのだ。それがみんなに見られていると思うと、ドキドキしてくる。

「いくぞー!」

男の子たちは私に向けて水を発射した。最初は顔とかで、私も「やめてよー」とか言っていた。けど、だんだん狙う場所が変っていって、明らかに私の乳首を狙って撃ってきた。やっぱり男の子たちも意識しているんだ! 私は興奮してきた。

「きゃー!」

思わず大きな声を出してしまう。みんなは面白がってどんどん撃ちまくってくる。だけど、そのうち飽きてきちゃったのか、水をかけるのをやめた。

「そろそろ終わりにしよっか」

一人の男子の言葉にみんな同意して、帰ろうと言い出した。残念だけどしかたない。それに、服が乾くまで時間がかかる。その間、この恰好で家まで帰るんだ。それはそれで興奮する。

「じゃあねー」

「あ、ひなたちゃん」

女の子の一人が私を引きとめた。なんだろ?

「あ、あのね……、ひなたちゃん、服が透けているよ。男の子たちも、気づいてたみたいだし……」

「え!? うそ……全然気づかなかった……。ありがとね」

私はそこではじめて気づいたふりをしてごまかした。わざわざ指摘してくれるなんて、最高に興奮する! でも、これで同じ手は使えないな。次はどうしよう……。(続く)

ひなた の小さな冒険

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