テラーノベル
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ん………
暗い,目が開かない,どこだ?ここ
「#%=+*¥♪^々€」
何か言ってる……上手く聞き取れない
「¥*÷^々:~=+÷×*€」
あれ?何か流されてる?
ヴッ…痛い。体が押しつぶされそうだ。
?痛みが無くなった。ていうか,眩しい…
「…オギャー,オギャー」
えっ,もしかして僕赤ちゃんになってる?
「可愛らしい男の子ですね!」
「ハァハァ……良かった,無事に生まれてきてくれて」
「よく頑張ったな!マリー」
「うん,こんにちわ。私たちの可愛い赤ちゃん」
「名前はどうするんですか?マリー様,ハイド様」
「ん〜,そうだなぁ」
「……テオとかどう?」
「テオ?」
「えぇ,この子の生きる未来が流星群みたいに美しく流れるように…」
「まぁ!!素敵です。テオ様ですか…」
「ふふ。ありがとう,メリア」
どうやら僕はこの人たちの間に生まれたみたいだ……この2人は僕の両親かな?でそこの人はメイドさんかな?
……こんなに嬉しいことなんだ生まれるって言うことは…経験したことないな
「今日からあなたの名前は,テオよ。よろしくね」
「マリー,僕にも抱かせてくれ!」
「えぇ,落とさないようにね。メリアも抱いてあげて」
「はい!マリー様!」
☆
僕が生まれて4年の月日が流れた…
僕の生活は前世のものとかなり違った。両親からは愛され,従者の人達やメリアさんも僕をしたってくれている。
……居心地が悪い
考え事をしているとノックがされた
「テオ様,失礼します」
「…うん」
「おはようございます,テオ様」
「…おはよう,メリアさん」
「テオ様,呼び捨てで構いません」
「…うん」
「では,身支度を行いますね」
「お願いします」
身支度をしてもらっている間に僕はこれからの事を考える。
前世のことよりもハイドさんの仕事を手伝ってあげたいけれど,この世界の知識が無いからな…頼んでみようかな?
「あの…メリアさん」
「はい,どうされましたか?」
「ハイドさ…父さんのお仕事を手伝ってあげたいんだけれど家庭教師ってつけて貰えるのかな…」
「まぁ!素晴らしいです,テオ様!」
「そうですね…家庭教師は付けられると思います。この国では,10歳から学園に通うように義務づけられているのですよ」
「…そうなんだ。でも,早く手伝ってあげたいしな」
「1度,ハイド様とマリー様に相談されると良いかもしれません」
「…うん,ありがとう」
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