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リビングのソファに仁人が座っている。
ドレスの裾を両手でぎゅっと握って、顔を真っ赤にしている。
仁人「……こんなの着るって言ってなかっただろ」
勇斗は執事らしく背筋を伸ばして仁人の前に立ち、
優雅に一礼する。
勇斗「本日より、私がお嬢様の専属執事でございます。
何かご用命はございますか、お嬢様」
仁人「……やめろよ、その呼び方。
気持ち悪い」
勇斗「気持ち悪いとは心外でございます。
お嬢様のそのお召し物、とてもお似合いで」
仁人「似合うとかじゃなくて……
このスカート長すぎて動きにくいし、
フリル多すぎて暑いし……」
勇斗は仁人の前に膝をついて、
ドレスの裾をそっと持ち上げる。
勇斗「お嬢様のお足元が少し乱れております。
お直しいたします」
仁人「っ……触んなよ!
自分でできるから!」
勇斗「いいえ。
執事の務めでございます」
勇斗は仁人の足首を優しく掴んで、
ストッキングのラインを指でなぞりながら整えるふりをする。
仁人の足がピクッと震える。
仁人「……くすぐったい……やめろって……」
勇斗「くすぐったいだけでしょうか?」
勇斗は仁人の膝裏に指を這わせて、
ゆっくりと太ももの方へ手を滑らせる。
仁人「んっ……!
そこ……触るな……」
勇斗「お嬢様、声が上ずっておりますよ」
仁人「……うるさい……
執事のくせに生意気……」
勇斗は立ち上がって仁人の隣に座り、
仁人の肩を抱き寄せる。
勇斗「お嬢様、今日のお召し物があまりにもお美しいので、
執事として我慢が難しいのですが……
お許しいただけますか?」
仁人「……許さない……
こんな格好で……変なことすんなよ……」
勇斗は仁人の耳元に唇を寄せて、
甘く囁く。
勇斗「では、お嬢様のご命令を一つだけ。
『執事、キスしてください』と仰っていただければ、
すぐに従います」
仁人「……ふざけんな……
言うわけないだろ……」
勇斗「では、執事の方から勝手にお願いいたします」
勇斗は仁人の顎を軽く持ち上げて、
ゆっくりと唇を重ねる。
仁人は最初、体を硬くして抵抗するように顔を逸らそうとするけど、
すぐに力が抜けて、
勇斗の首に腕を回す。
キスが深くなると、仁人の息が乱れて、
ドレスのフリルが小さく震える。
勇斗「…お嬢様、とても可愛らしい声です」
仁人「……っ……執事のくせに……
口答えするな……」
勇斗は仁人の唇を離して、
今度は首筋にキスを落としながら、
ドレスの肩紐を指でゆっくりずらす。
勇斗「お嬢様のお肌が、こんなにお熱い……
どうかなさいましたか?」
仁人「……お前のせいだろ……
バカ……」
勇斗は仁人の胸元に手を滑らせて、
ドレスの布越しに優しく撫でる。
勇斗「ここも熱くなっておりますね。
お手伝いいたしましょうか?」
仁人「……んっ……やめ……
でも……」
勇斗「でも?」
仁人「……もっと……触って……」
声が掠れて、恥ずかしそうに目を逸らす。
勇斗は満足そうに微笑んで、
仁人のドレスの裾を少しずつたくし上げる。
勇斗「かしこまりました、お嬢様。
今宵は、執事がお嬢様を……
たっぷりとご奉仕いたします」
仁人「……バカ……
早く……」
ドレスのフリルが乱れて、
二人はそのままソファに沈み込んでいった。
仁人「……執事……大好き……」
勇斗「私もでございます、お嬢様。
ずっとおそばに」
フリルと燕尾服が絡み合って、
夜は深く、甘く続いた。