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風宮 むぅまろ(̨̡ ¨̯
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これは、とても優しい世界線の話です。
ツイステホラーと世界線は同じ。
リドルの母親や彼女のしたことが原作よりマイルドになっています。
オリキャラがデウス・エクス・マキナとして居ます。
ほとんどオリキャラが喋っています。
以上のことが問題なければどうぞ!
ツイステ ローズハート親子和解話 ネタ
「リドル!オーバーブロットしたなんてどういうこと!?環境が悪いの?全寮制に行かせなければよかったわ!」
「あ…母様…」
いきなり学校に来た母様が早口でまくしたてる。
「帰りましょう。リドル。」
「えっ、いや…」
そして、母様に家に連れ戻されそうになった時。
「まあ、もしかしてリドル君の母君ですか?いらっしゃるのなら連絡がありませんと。満足なおもてなしができませんので。」
クロアが来た。
「…は?」
「まあまあ、“お茶会をしましょう”。ささ、“座って”、“ゆっくり”喉を潤しながら“話しましょう”。」
母様と僕はいつの間にか出現していたティーテーブルたちに座らされる。
「リドルくんのお母さん。“あなたはどういった用件で?”」
「…リドルが、オーバーブロットしたと聞いて、ここの環境に問題があったのかと思って、来たの。」
「そう。ありがとう。そしてごめんなさい。今から現実を言うね。」
息を呑む音が聞こえる。
「あなたの教育では、いずれ彼はオーバーブロットしていました。逆に今、ガス抜きができてよかったと言えるほどに。」
「っは、そんなわけ」
母様の顔が青ざめる。
「“落ち着いて”。あなたの教育全てが間違っていたわけではないのです。別に、分刻みのスケジュールが悪いわけではなかった。逆に彼をここまで優秀にできるほど合っていた。問題は息抜きをさせなかったことと、食事の管理をしすぎたこと。」
「そんなわけないわ!だって、私は、両親は何一つ間違ってなんて…」
「恐らく、あなたは過去に囚われている。その歪が今、彼に現れ、弾けた。ただそれだけの話です。しっかり言いましょう。あなたのした食事制限や、友人、娯楽への制限は間違っていたと。」
「嘘、うそよ。そんなわけないわ。」
「リドルくんも、勉強の仕方やカロリー計算のやり方は教えてくれて助かったと言ってはいました。でも、あなたの食事制限は間違っていた。考えるのに使った養分を補充できていなかったんです。」
ガラガラと、母の信じていたものが崩れていく音が聞こえるような気がする。
「あなたは砂糖は毒だと言った。でも、それがなかったから彼は栄養不足となった。勉強は頭を使い、頭を使うのは養分を大量に使う。六百キロカロリーごときでは足りやしないのです。」
「いや、聞きたくないわ!」
「いいえ、“聞いて”、“知って”、“直視して”。あなたがしたことを、その目で見るのです。」
「間違ってなんかない、何も、何も…」
「いいえ、人間“間違わないことはない”のです。よその家の子供にトラウマを残したりしたあなたのしたことは重く、あなたの幼少期の教育を加味したとしても逃げられないほど。」
「じゃあ、じゃあ!どうすればよかったのよ!」
「今更謝ったって遅い。ならば、重ねましょう。まだ、リドルくんがあなたと話す気のあるうちに。」
「恐らくいつかは離れる時間は長くなる。それは当たり前。あなたは今のであなたの今までの苦労が崩れ去ったと思うでしょう。でも、あなたが親身になって教えた勉強と、勉強する習慣だけは、彼の身になっている。ならばまだマシでしょう?“あなたは、我が子がオーバーブロットしたと聞いたとき、どう思いましたか?”」
「あ…それは…」
「…失望…した?いえ、違う。オーバーブロットは命の危機のある出来事。我が子の命の危機に、リドルが、死んでしまうかもしれなかったと聞いて、私は…」
母様が震える声で言う。
「私は、リドルが死んでしまうのが、愛したリドルが死んでしまうのが、怖かった。リドルが後遺症で苦しんでないか、心配だった。」
…驚いた。
「母様…」
「そう。あなたは愛していた。そしてリドルも、あなたを切り捨てられないほど、愛している。“さあ、リドル。話してみて。”」
母への思いが、こぼれ落ちる。
「母様には、感謝してる。でも、でも!僕は、タルトやケーキ、お菓子をもっと食べてみたかったし、友達を作って、遊んだりもしたかった!」
「ごめんね、ごめんねリドル。ひどいことをしたわ、私。これからは、タルトも、ケーキも、毎日は流石にだめだけど、よく食べましょう。」
「母様!実は僕、母様と一緒にタルトが焼きたいんだ!次の長期休み中に、一緒に焼こう。」
「ええ、そうね。今度こそお砂糖たっぷりの甘いタルトを焼きましょう。」
「トレイの家のタルトやケーキも買いに行こう。」
「ええ。そうね。謝罪をしても許されないのなら、ケーキとかをたくさん買って貢献しないとね。」
「母様。ありがとう。」
「ええ、こちらこそありがとう。リドル。」
抱きしめ合う親子を見ながら、必要なくなったティーテーブルを片付ける。
「さて、“お茶会はこれにて閉幕。”だね。」
きっと彼らの明日はずっとマシになるに違いない。
作中にてクロアは魔法を使っています。
お茶会という環境下にて開催者が言った言葉の内容に関することを言いやすくなったり、落ち着かせたりできる魔法です。
“ではさまれた言葉がトリガーです。
発動句は“ティータイムにしましょう”“お茶会をしましょう”