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復讐クエスト

5 - 復讐クエスト1 / LV1 勇者ノリミ 04

2025年09月28日

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現状打破したくても、結局同じ毎日をすごすだけ。私は今日もオフィスで昔懐かしの旧作RPGゲームを遊んでいる。遊んでいる時だけは悩みが薄れるが、根本的解決になったわけではない。

今も尚人気のシリーズのRPGの金字塔『クエストドラゴン』をスマホアプリでプレイする。このゲームは、他国に魔王の手下が侵略し、勇者の同盟国が壊滅状態。命からがら逃げだした兵士が勇者の住む城に到着し、平和が乱れたところから物語がスタートする。



――おお、勇者ノリミよ。準備ができたらついてまいれ



王様が勇者に言い放ち、階段を下りて行った。

名付けが面倒なので、全部自分の名前を入力している。クエストドラゴンのシリーズ2作目は、冒頭で王様が勇者に宝箱を与えてくれる。中身は――はした金50G(ゴールド)とこん棒。


私はRPGをやる度にいつも不満に思うことがある。それは――


(ていうか…仮にも勇者だよ?)

(魔王を倒しに行くんだよ? せめて高級武器防具のフルセットちょうだいよ)

(支度金は日本円で言うなら、1億円くらいくれてもよくない?)

(電鉄ゲームの社長でさえ、ゲームスタートから1千万円もらえるよ)

(なにをするにもお金がかかるんだし)

(棒切れたった1本に50Gじゃ、ワンランク上の武器のひとつも買えない――)


ハッと気が付いた。勇者は今、Lv(レベル)1の最弱。所持品は50Gとこん棒。貧乏でひ弱、雑魚との戦闘を無理に重ねれば死んでしまうほどで、とてもラスボスの魔王には勝てない。


私も最弱のLv1。強いて武器防具として装備できるものと言えば、家にある包丁とお鍋のふた。さらに所持金は0円。ゲームの中の勇者よりひどい。

勇者は城の外に出て雑魚のモンスターと戦ってお金を貯め、いろんな人から情報を入手して、仲間を作って強くなり、最終的には魔王を倒す辛く長い旅に出る。




私は?



この物語は誰のもの?



私の人生は、勇者ノリミ(わたし)のものでしょ!

建真のものでもないし、あんなクズに私の物語を蹂躙されているとなれば、悪の権化は倒すしかない!!



見てなさい!

今はLv1でもここから力を付けて、魔王(おっと)を倒す旅に出るわ!




勇者ノリミの旅は、今、ここから始まる――



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