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__太宰治の『居場所』

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__太宰治の『居場所』

2 - 第2話 中原中也 其の一

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2023年08月19日

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この物語は、太宰さんがポートマフィアに戻るというお話です!


なんで戻ったの?という理由は私も如何創ったらいいか、分からなかったので、取り敢えず森さんが言ってた「探偵社員の一人をポートマフィアに移籍」というのが太宰さんになった。というので、話を進めたいと思います!


見る人によっては、腐気味かもしれないし、語彙力ないのでご注意を!


それでも大丈夫な方は↓↓↓





ある一人の男が、黒帽子を取る。近くから見ると凛とした男性だが、少し遠くから見ると、身長が低い。そんな男の名は中原中也。ポートマフィア五代幹部の一人であり、重力操作の異能力者。かつて双黒と呼ばれた、双つの黒の片割れである。却説、中原中也が”此処”に呼ばれた理由は一つ。ポートマフィア首領、森鴎外に呼ばれたからである。彼も同じく異能力者。異能力名、『ヰタ・セクスアリス』。エリスという異能生命体を生み出す事ができる。因みにエリスは金髪の幼女で、エリスが森鴎外に対する態度は些か反抗的ではあるが、それは異能力者である森鴎外の性癖__ン”ン”ッ、失礼。この話はまた後日。少し話がズレてしまったが。この物語は太宰治が居場所を探す物語であり、太宰治の居場所を作る物語でもある。今回は、その居場所を作ろうとした。一人の男について見ていきたいと思う。とは云っても、これは凡て風の便り。風はそれぞれ違うスピリットが存在する。だからこそ、この話が凡て事実か如何かは判らない。只、こんな話が在った。とだけ、今聞いてくれている君も。君自身が風として。又は語り手である私を、風とでも認識して話を聞いてほしい。

コンコンッ

この物語の重要人物の一人でもある、中原中也が一つの扉にノックをする。おや、もう時間切れのようだ。これから見るのは風の便りでもあるが、中原中也の話でもあり、太宰治の話でもある。少し長くなってしまったが、私の出番は此処までだ。語り手は『帽子置き場君』にでも頼もうか。なんて……。


此れも風の便りだ。




*中原中也*

俺は首領に呼ばれた。急遽呼ばれる事はよくあるから、なんとでも無いが。今日は何処か違った。自分でもよく判らない。只此処に来る前に、一つ強い風に吹かれた。その風に包まれた瞬間。これから行く場所に嫌な予感を抱いた。気の所為だと思っていたが。それは、風の便りだったのかもしれない……。


「失礼します」

扉を開け首領の部屋に入った瞬間、目にしたモノに思わず息を呑んだ。

「太宰…?」

其処には、ポートマフィアを抜けた太宰治がいた。其奴の名前を呼ぶと、少し顔を此方に向けただけで、元通り俺に背中を向けた。無視をされているように感じる。そもそも俺には判らなかった。此奴が此処に居る理由が。

「オイ太宰!!手前何で此処に居る?!」

「………」

何も云わない太宰に、俺は近付いていく。

「太宰、聞いてンのか__」

「中也君」

首領の声が耳に響く。少し後ろに下がり、「失礼しました、ご無礼をお許しください、首領」跪きながら、小さく頭を下げる。

「大丈夫だよ、私の方こそ云っていなかったからね」

「…………」

相変わらず太宰は黙り込んでいて、俺とも首領とも目を合わせなかった。

「呼んだのは此の事を伝える為だ」

「と、云いますと…?」

首領は小さく微笑み、俺に云った。

「太宰君がポートマフィアに移籍する事になった」

「__…は?」

満身の笑みで云った首領の言葉に、思わず俺は声を漏らす。

「…それは、如何いうご判断の上ですか?」

動揺を隠しながら、俺は首領に聞く。

「以前、私が中也君に探偵社員の救出を命じた事があっただろう?」

「はい」

「探偵社員を保護する、ただし社員の内一名をポートマフィアに移籍する……」

その理由を聞いても、俺は耳を疑った。否、太宰がポートマフィアに戻った事自体を疑った。そして俺は、冷や汗の原因を止めたくて仕方が無かった。

「首領、ご無礼を存じて申し上げたい事があります」

その言葉に首領は笑みを浮かべて「いいよ」吐き捨てるようにそう云った。

「……本当に太宰をポートマフィアに移籍させるンですか?若しかしたら探偵社のスパイの可能性もありますし、」

「何より首領の命が危険に__」

「大丈夫だよ」

首領が俺の言葉を遮った。発しようとした言葉を、俺はつぐむ。

「太宰君、自ら来てくれたからね」

その言葉に、俺は目を丸くしながら太宰の方を見た。太宰は相変わらず無言で、一瞬だけ俺と目を合わせたが、直ぐに視線を反らした。

「………」

何も云えなかった。ずっと黙っている事しかできなかった。

「とは云え、中也君のように太宰君の存在を疑う者も居るだろうから、準幹部から始めようか」

首領は笑顔で話し始める。

「それでも中也君と太宰君で、仕事をしてもらうことも増えるだろうから」

「宜しくね、二人共」

首領のその言葉に、俺は小さく返事をした。

「そうだ、太宰君が来てくれたことだし、外套をもう一度贈ろう」

声を弾ませながら、首領は太宰に外套を渡す。

「着替えて来なさい、その格好で此処に居られるのは不釣り合いだからね」

「………」

太宰は何も云わずに受け取る。すると首領は俺の方を向いて、

「そうだ中也君、君も太宰君と一緒に行っておいで、久しぶりに会話でもしてみたら如何だい?」

(遠回しに太宰を見張れって事か……)

「はい、判りました」

俺は首領にそう云って、太宰と一緒に部屋から出た。

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