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70
#吸血鬼
ミリア
44
重田💋(omoda)
581
恭一と拓は見張りを続けたが、日が落ちかけても異変は起こらなかった。
恭一は不安になってきた。事件が起こらないのは良いことだ。しかし未来視が間違っていたのではないか、とも思ってしまう。
改めて未来視で見た光景を思いだしてみる。
燃え上がる一軒家、それを取り囲む多数の野次馬、そして「相田」という表札。現在見張っている「相田家」の外観も一致している。
場所が間違っているということはなさそうだが……。
予告状に記載されていた日付が違うのだろうか?
色々と考えていたとき、サイレンが聞こえてきた。
恭一は振り返った。相田家とは反対方向にある住宅地で煙が上がっていた。
直後、スマホが振動する。やはり拓だった。
恭一はすぐに通話をオンにした。
「サイレン聞こえるか!?」
拓は慌てた声で言った。
「相田家の反対方向で煙が******
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コメント
2件
「未来視」という能力を持ちながら防げなかった火事——その敗北感が痛いほど伝わってきました。でも「見張っていた」という行動そのものが未来を変えた(犯人が標的を変えた)という理屈に、ああそういうことかと腑に落ちました。ただ、そのせいで犠牲者が出てしまった悔しさがにじんでいて…。そして新たな予告状。挑発に乗らず、消防隊員の未来を見るという拓の逆転の発想は痺れました。次はどう動くのか、続きがすごく気になります!