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ユーリ「これどういう状況?」
シャル「離せよルカ!」
ルカ「だから俺が連れて行ってあげるって!」
シャル「目の前にあるトイレ行くだけだろ!?」
ルカ「足怪我してるんだよ!?」
シャル「治ってるから行けるって言ってるだろ!」
ベッドから降りてトイレに行こうと暴れているシャルロットをどうしても歩かせたくないルカが押さえつける。
シャル「!ロイお兄様、ユーリ、ゼナ、ナターシャ!」
シャル「ルカをどうにかしてくれ!」
ゼナ「もう大人しく連れて行って貰ったら?」
シャル「なんか嫌だ!」
ナターシャ「ルカさん、本当に心配していらっしゃいましたから…」
ユーリ「もう諦めたら?」
シャル「薄情者!馬鹿!阿呆!」
ユーリ「なんで俺達が罵倒されてるんだ…」
ゼナ「さぁ?w」
シャル「…」⇽強制的にトイレに運ばれた。
ルカ「♪」⇽強制的にトイレに運んだ。
ゼナ「まぁまぁ、とりあえずお見舞い 買ってきたから」
ロイ「メイドさんに 頼んで切ってもらってくるよ」
ナターシャ「ありがとうございます」
ユーリ「それでさ、シャルロットの事を攫ったヤツらが誰がわかったの?」
ゼナ「もっちろん!私達のパパはこう言うの得意だからね」
ナターシャ「はい、ほぼ確定だと思われます」
此方に全て書いてあります、とナターシャがカバンから数枚のまとめられた紙を取り出した。シャルロットはそれを受け取り、パラパラと読み進めた。
ナターシャ「今回の主犯であると思われる人物は最後の敵の四天王であるレヴィ」
ナターシャ「レヴィは部下に聖人を攫うよう命令しました。」
最後の敵
この小説の世界の最後のボス
その四天王の一人レヴィ、赤と黒のふんわりとしたゴシック・アンド・ロリータにレースが着いた日傘にふわふわの長い髪、まるで女の子の様な姿だが性別は男、とキャラクター紹介文には書いてあった。
ずきん、ずきん、とお腹と足の傷が痛み始めた、さっき暴れた所為で傷口が少し開いたのだろう。
ルカ「シャル、大丈夫?」
シャル「ん、ちょっと痛いだけだから」
ベッドの横に座っていたシャルロットをルカが布団の真ん中まで移動させ寝かせた。
ユーリ「その首輪って、聞いていいやつ?」
ゼナ「あたしも気になってた!寝ずらくないの?」
(そこなんだ…
シャル「あんまり、触れないでくれ、それと意外に寝ずらくはない」
シャルロットは遠い目をして窓の外を見つめるとユーリは申し訳なさそうに察して何も言わなくなった。この首輪がすごく動いても寝ても苦しくならず、なんなら付けていると少し身体が軽くなったような気がする。多分魔具か何かなのだろう。
シャル「最後の敵…レヴィ」
四天王 レヴィ
触れた人の魂を取りその死体を操る。どんなに倒そうが既に死んでいるため動き続ける、その為聴くのは浄化のみ。
レヴィは取った魂をペットだと思い、死体を操り人形だと思っている。
ロート「シャルロット、貴方にお客さんですよ」
シャル「お客さん?」
___________
リブレール「私は魔獣保護団体のリブレールと申します」
シャル「魔獣、保護団体?」
リブレール「はい、失礼かと思われますが少々お尋ねしたい事がありまして」
シャル「構いません、どうぞはいってください」
シャル「リルをどう従魔にしたか?」
リブレールによると、本来フェンリルは人の下につかないそれも長となれば尚更。だからシャルロットが無理やり従魔契約をし、従わせて居るのでは無いか。それを確かめに来たそうだ
シャル「フェンリルの長は、本来主になるべく者に出会うと自動契約を行うみたいなんです」
リブレール「!?そうなんですか?」
シャル「はい」
ルカ「シャル、これ翻訳魔道具」
シャル「ありがとう」
リル『どう?どう?聞こえる〜?』
シャル「ああ、聞こえるよ」
リル『やったー!』
リブレール「この方がフェンリルの長…なんと素晴らしい」
リル『なんで呼ばれたの?』
シャル「リルがちゃんと自分の意思で俺と従魔契約をしたか、きになってるんだって」
リル『そうなんだ』
リル『リルはフェンリルの長だから、主になるべき人と出会うと自動契約されるの』
リブレール「そんなことが本当にあるなんて…」
リル『でも、それで主が愛をくれなきゃリルは力がほぼ使えないし、リルも守りたいとは思わないよ』
リル『でも、ママはいっぱい愛くれるし好き!』
リブレール「なら安心しました」
(ん?
シャル「ま、ママ?」
リル『?ママ!』
シャル「俺男だよ?」
リル『だって主はパパのお嫁さんでしょ?だからママ!』
シャル「…ぱぱ?」
リル『うん!ルカが言ってた、俺はシャルの旦那さんだからリルのパパだよって!』
バッ、と振り返りルカを睨みつける。誰がママだ!!と気持ちを込め。ルカはニコニコと笑って手を振ってきた、思わず手を振り返してしまったが睨むことは忘れていない。
リル『主はパパのお嫁さんだからママなの!』
シャル「分かった!わかったから、もうやめてぇ…」
リブレールの前で何回も嫁発言をされ、とてつもない恥ずかしさに襲われ、顔を手で覆いブンブンと頭を振った。
シャル「…本当に…すみませんでした…」
リブレール「いえ、お気になさらず」
リブレール「では我々の方で、フェンリルの長は自分の意思で契約をしている、と伝えておきます」
シャル「はい、本当にありがとうございました」
リブレール「では、失礼します。」
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19話 エンド 12⁄9
続き思いつ来ません。
そろそろレヴィ倒して1章を終わらせましょうかね?