コメント
3件
舘様がもし運転できたらめちゃかっこいいだろうな🌹と思うので、なぜか赤いスポーツカーを想像して勝手にニマニマしてますw
「あぁ…もう!酒なんて飲むんじゃ無かった…」
渡辺の元に向かう為、深澤の部屋を飛び出したまでは良かったが…
そこからタクシーが捕まらない
酒を飲んでいなければ、自分の車で向かえたものを…
岩本は少し前の自分を恨めしく思い、ため息を吐く
「翔太の事…もう関係無いんじゃなかったのか?」
聞き覚えのある声が聞こえて振り返ると、愛車に乗った宮舘の姿
「話は深澤から聞いた…今から目黒の所に行くんだろ?」
そう聞かれ、岩本は素直に頷いた
「早く乗れ…」
助手席のロックを開けて、そう告げると…岩本が頭を下げて乗り込んで来る
岩本がシートベルトをしたのを確認すると、宮舘はゆっくりと車を発進させた
「………」
「………」
車内を沈黙が包み、お互い何も話さない…
「舘さん、あの…」
赤信号で止まった時、岩本が緊張しながら口を開くと
「次は無いから…」
宮舘が、それに被せる様に呟いた
「次、翔太を手放したら…その時は、俺が絶対奪うから…」
こちらを見ずに…前を向いたまま、そう告げる…
「もう2度と離しません…」
岩本も真面目な顔でそう言うと
「さて、どうだか…」
宮舘がフッと表情を和らげた
◇◆◇◆
目黒の家に到着し【決着は自分達で付けろ】そう言い残した宮舘がそのまま帰って行った
「………?」
目黒の家のチャイムを押しても返答が無く、外から見ると部屋の明かりが付いていない
『何処か2人で出掛けてるのか?』
どうか無事でいて欲しいと願いながら、岩本は…とりあえず周囲を探す事にした…
◇◆◇◆
夜の道を2人を探しながらゆっくりと歩く
暗闇のせいで、視界が悪く…気を抜くと見逃してしまいそうだ…
「………」
しばらく歩くと、小さな公園が見えて来て
「!」
その中に2つの人影を見つけた
「………」
しかし、確定ではない以上…他人に空似で不審者とされてしまう可能性もある為
目を凝らして慎重に近付いて行く…
『翔太だ!』
やっと2人の顔が確認できる距離になり…声を掛けようとした、その時…
「!」
目黒が渡辺の腕を取り、自分の方に抱き寄せた